『ザ・ノンフィクション』の婚活回、見ましたか?
2026年2月1日と8日の前後編で放送された「結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2026~」が、SNSで大きな話題になっています。
なかでも注目を集めたのが、31歳の介護福祉士・久保さん(仮名)。
彼の奮闘ぶりに「涙が出た」と感動する声がある一方で、「あの立ち振る舞い、役者みたいじゃない?」「これってやらせ?」という声も出てきています。
今回はそんな久保さんをめぐる「役者説」や「やらせ疑惑」に正面からぶつかってみます。
結論を先に言うと、私はあれはリアルだと思っています。
でも、なぜそういう噂が出るのか、その背景もきちんと整理していきますね。
【ノンフィクション婚活回】久保さん(仮名)とは?注目された理由を整理
まず、久保さんってどんな人だったのか、ちょっとおさらいしておきましょう。
波乱に満ちた人生を歩んできた彼のことを知ると、あの反応や振る舞いにも納得できる部分がたくさんあります。
どの回・どんな流れで話題になったのか
今回の放送は、2022年から続くフジテレビ『ザ・ノンフィクション』の人気婚活シリーズ第3弾です。
カリスマ婚活アドバイザー・植草美幸さんが運営する結婚相談所「マリーミー」に密着した内容で、ナレーションは俳優の小雪さんが担当しています。
前編(2/1)と後編(2/8)の2週構成で放送されました。
関東ローカルの日曜14時台という条件にもかかわらず、視聴データ分析会社REVISIOの注目度ランキング(2月2日〜8日)で、個人全体・コア視聴層ともに4位を記録。
衆議院選挙の開票速報やミラノ・コルティナオリンピック関連番組と肩を並べるほどの注目度というのだから、その反響ぶりが伝わってきます。

TVerの見逃し配信も40万回以上を突破し、令和を代表するドキュメンタリー回のひとつになりました。
久保さんの人物像は?
久保さんのプロフィールを整理すると、こんな人物です。
- 年齢: 31歳(仮名)
- 職業: 介護福祉士
- 年収: 370万円(結婚相談所内では”最も低いレベル”)
- 学歴: 大学を中退後、29歳で介護の専門学校を卒業
- 恋愛経験: ほぼゼロ
高校時代はサッカーの強豪校に所属していた久保さんですが、大学2年生のときに難病「潰瘍性大腸炎」を発症し大学を中退。
その後は清掃員などの仕事を経て、29歳でようやく介護の専門学校を卒業し、今の職に就きました。
病気への不安を長く抱えながら生きてきたこともあり、恋愛経験はほとんどないといいます。
ただ、そんなスペック以上に視聴者の心をつかんだのは、彼の「誠実さ」でした。
以前の『ザ・ノンフィクション』婚活回を見て「自分もこうなりたい」と純粋に憧れて入会してきた久保さん。
取材した八木里美ディレクター(制作会社・バンエイト所属)は「取材を超えて応援したいと思った」と語るほど、真っ直ぐな人柄の持ち主だったといいます。
服装の改善、転職活動、ケアマネジャーの資格勉強……と、お相手の紗栄子さん(仮名・40歳・外資系勤務・年収2000万円超)のために次々と行動する姿は、多くの視聴者の涙を誘いました。
久保さんの「役者説/俳優説」はなぜ出た?
ここからが本題です。
「久保さん、もしかして俳優じゃない?」という声がSNSで広まった理由を整理してみます。
話し方や振る舞いが”役者っぽい”と言われた?
視聴者がざわついたポイントのひとつが、久保さんの感情表現の豊かさでした。
仮交際終了を突然告げられた瞬間の「ふざけんなよ……!」という声と涙、転職先での勤務初日に自転車事故に遭い顔面を大怪我するという不運の重なり、そして最後に立ち直って再び前を向くエンディング。
この展開の流れが「ドラマすぎる」「出来すぎている」と感じた人が一部いたようです。
ガールズチャンネルなどのSNSでは「久保さんがあの三人(吉沢亮・横浜流星・町田啓太)の顔だったら別人なのにね」という書き込みも見られ、俳優を引き合いに出すコメントも流れていました。

ただ正直なところ、「感情が豊か=役者」というのはかなり飛躍した見方だと私は思います。
カメラの前で本音をぶつけられる方が、むしろ演技でやるには難しいことだったりします。
「こんなにリアルな反応がカメラの前でできるなら、それこそ本物だろう」という見方の方が、私には自然に感じられます。
ノンフィクション久保さんは本当に「やらせ」?
では「やらせ」はどうでしょうか。
結論から言うと、久保さん回が「やらせ」だという具体的な証拠や告発は、現時点ではありません。
過去に『ザ・ノンフィクション』をめぐっては、「マキさんの老後」シリーズに出演していたマキさん・ジョンさん夫婦が「過剰演出や効果音のはめ込みがあった」と告発したことがあり、番組への不信感を持っている視聴者が一定数います。
(参考:週刊女性PRIME「『ザ・ノンフィクション』の”過剰演出”を出演者が告発!」)
それがベースにあって、今回の婚活回の”ドラマチックな展開”と重なり「やらせでは?」という連想が生まれた可能性は十分考えられます。
ただし今回の婚活回については、取材ディレクターの八木さん、そして結婚相談所マリーミーが公式にコメントを発表しています。
マリーミーは
「密着は2025年から行われた」「久保さんは年収・学歴ともに厳しい状況だったが、一生懸命で素直な方だった」
「前編終了後から大変多くの応援の声をいただいた」
と、オリコンニュース(2026年2月)を通じて明かしています。
また、紗栄子さんが久保さんとの仮交際を終了することになった直接の経緯も、「たった1回しかデートをしていない別の男性と真剣交際に入ることを決めたため」とわかっており、婚活のルール(仮交際は同時に複数OKだが真剣交際は1人のみ)の中で起きた現実の出来事です。
転職後すぐの事故や、仮交際終了のタイミングの重なりは「出来すぎ」に見えるかもしれませんが、現実の人生にはそういう偶然の重なりが起きることも確かにあります。

そしてなにより、「やらせ」なら久保さんにとってこんなに理不尽な結末は用意しないはず、とも感じます。
あのリアルな「ふざけんな」という叫びに、私は作られた感情ではなく本物の悔しさを見ました。
視聴者の反応まとめ:共感と批判が分かれたポイント
放送後のSNSは、久保さんへの言葉であふれました。
温かい応援の声がある一方で、厳しい意見もあり、まさに賛否両論の回でした。
「共感・応援」が集まった場面の傾向
久保さんへの共感の声で多かったのは、こんなコメントです。
- 「久保さんただただ幸せになってほしい」(X・放送中トレンド入り)
- 「共感できる箇所が多かった」
- 「転職まで決意するのは泣ける」
- 「どんどん垢抜けてカッコよくなってる。普通に結婚できそう」
特に、難病を抱えながら這い上がり、真面目に婚活に向き合う姿は「令和の日本の若者の現実」として多くの人に刺さりました。
年収370万円という数字は、婚活市場の30代男性のボリュームゾーン(500〜600万円)には届かないものの、日本全体の30代前半の”ど真ん中”の数字です。
だからこそ、久保さんの壁を「自分ごと」として感じた視聴者が多かったのだと思います。
植草さんが久保さんのために食事に誘い、珍しく親身に向き合う「決起集会」のシーンにも「植草先生、優しい!」という反応が集まっていました。
「違和感・批判」が出た場面の傾向
一方、批判的な声もリアルに存在しました。
仮交際の段階で転職を決意したことへの「早まりすぎ」という指摘が目立ちました。
また、交際終了を告げられた際の「ふざけんなよ!」という感情表現を、「あれが本性だ」「怖かった」と受け取った人もいたようです。
「友達もいない状態で趣味のサークルがうまくいくとは思えない」「男性的魅力がない」といった辛辣な意見もガールズチャンネルで散見されました。
ただ私の感想としては、「ふざけんな」というのは感情が爆発した一言であって、悪意や暴力性とは切り離して考えるべきかなと思っています。
恋愛経験がほとんどない人が生まれて初めて本気で好きになった相手に、いきなり終了を告げられたのですから。
むしろあの反応の方が人間らしいとすら、私には感じられました。
まとめ
久保さんをめぐる「役者説・やらせ説」について、最後に整理しておきます。
- 久保さんは31歳の介護福祉士(仮名)で、高校はサッカー強豪校、大学2年時に難病・潰瘍性大腸炎を発症し中退。清掃員などを経て29歳で専門学校を卒業した苦労人
- 2026年2月1日・8日放送の『ザ・ノンフィクション』婚活シリーズ第3弾に登場し、TVerの見逃し配信が40万回超えという大きな反響を呼んだ
- 「役者説」の根拠は感情表現の豊かさと展開の”ドラマチックさ”だが、それだけで俳優と断定するのは根拠に乏しい
- 「やらせ説」は過去の別シリーズ(マキさんの老後)への不信感がベースにあると思われ、今回の婚活回に関しては具体的な告発も証拠も出ていない
- 結婚相談所マリーミーとディレクターの八木さんが公式コメントを発表しており、2025年から長期密着した本物のドキュメンタリーと考えられる
- 共感の声は「年収や境遇が自分と重なる」「誠実な人柄」に集まり、Xではトレンド入りも果たした
- 批判の声は「仮交際中の転職決断が早い」「感情表現への違和感」が中心だった
最後に私が思うのは、久保さんの姿に「もし自分が同じ立場だったら」と想像した人がこれだけ多いのは、それだけ令和の婚活がリアルで過酷だということの証じゃないかということ。
やらせでも役者でもなく、あれが今の日本の現実だとしたら、少し切ないですよね。
久保さんの婚活がこれからうまくいくことを、心から応援しています。


コメント