スーパーカップ抹茶の販売終了理由は?人気だったのに消えた理由と抹茶高騰の関係を調査

スーパーカップ抹茶の販売終了理由は?人気だったのに消えた理由と抹茶高騰の関係を調査 雑記

最近、スーパーで緑色のあのカップを見かけないな……と思っていませんでしたか。

実はスーパーカップ抹茶は、2026年8月に製造終了していたんです。

あれだけ人気の定番だったのに、なぜ急になくなったのでしょう。

SNSでは「抹茶高騰が原因では」という声も多く、私もまずそこを疑いました。

ただ、明治は販売終了理由を公表していません。

この記事では、確認できる事実と私なりの見立てを分けて、抹茶高騰との関係を掘り下げます。

スーパーカップ抹茶は販売終了した?公式で確認できる事実

まずは、本当に終わったのかをはっきりさせておきます。

「ただの品薄でしょ?」と思いたい気持ちは、私にもありました。

……根拠は、特になかったんですけどね。

スーパーカップ抹茶200mlは製造終了、ミニも在庫限りで終売

明治の公式商品ページを見ると、「明治 エッセル スーパーカップ 抹茶 200ml」は製造終了商品として載っています。

表記は「2026年8月製造終了」です。

たまたま売り切れているのではなく、メーカー側で作るのをやめたということなんですよ。

ただし、製造終了と「店頭から消える日」は別物です。

公式ページにも、製造終了後に店頭へ並んでいる場合があるという注意書きがあります。

あなたの近所の冷凍ケースに、最後の1個が残っている可能性もゼロではありません。

さらに気になるのが、ミニです。

抹茶3個とチョコクッキー3個が入った「スーパーカップミニ 抹茶・チョコクッキー」も、公式の商品ページで、店頭から無くなり次第終売と案内されています。

「大きいサイズが消えても、ミニで抹茶は食べられる」と思っていた方は、ここでガクッときますよね。

ちなみにスーパーカップ抹茶は、2002年に登場したロングセラーです。

24年続いた味が、静かに幕を下ろした形になります。

終了は遅くとも2026年4月ごろには商品ページで予告されていた、とも言われています。

2026年10月6日にネットニュースで広まると、Xではトレンド入りするほどの騒ぎになりました。

私が思うのは、ミニまで終売になる以上、「大きいサイズだけ整理された」話ではないということです。

スーパーカップの商品構成から、抹茶がいったん外れる流れなのではないでしょうか。

スーパーカップ抹茶の販売終了理由は公表されている?「売れなかった説」を検証

結論から言うと、明治は終了の理由を公表していません。

だからこそ、「人気がなかったのかな」と考える人もいるんですよね。

まず、売れなくて切られた商品にしては、扱いがずっと手厚かったんです。

2019年のリニューアル資料では、明治自身が抹茶を「人気の基幹フレーバー」と紹介していました。

2024年3月には、発売30周年に合わせて、超バニラ・抹茶・チョコクッキーの定番3品の配合とパッケージが刷新されています。

2026年2月20日の公式発表でも、抹茶は定番フレーバー3品の1つとして名前が挙がっていました。

終了の半年前まで、ブランドの顔だったわけです。

一方で、フレーバー別の販売数や利益率は公開されていません。

なので「不人気だった」と断定できる材料も、残念ながらないんですよ。

ここで私の見立てです。

「売れなくなった」というより、「売れていても今の原料コストでは続けにくくなった」のではないでしょうか。

人気と採算は別物ですよね。

家計をやりくりしている身としては、「よく売れるのに儲からない商品」の苦しさは、なんとなく想像がつきます。

抹茶の高騰は本当?スーパーカップ抹茶の原料・碾茶の価格と輸出データ

では、肝心の抹茶高騰は本当なんでしょうか。

ここは感覚ではなく、数字で追ってみます。

抹茶の原料・碾茶の取引価格はどこまで上がったのか

抹茶の原料は、碾茶(てんちゃ)と呼ばれるお茶の葉です。

日光をさえぎって育てた茶葉を、揉まずに乾燥させたもので、これを粉にしたものが抹茶になります。

その碾茶の生産量は、2024年で5,336トンでした。

10年前の約2.7倍に増えています。

それでも、日本の茶全体の生産量から見ると約7.3%にすぎないとされています。

需要の伸びに、畑がまだ追いついていないんですよ。

ロイターの報道によると、2025年の京都のオークションで、碾茶の取引価格は前年から170%上昇しました。

京都は全国の碾茶の約4分の1を作る産地です。

前年が記録的な猛暑で、茶の木そのものが傷んでしまい、宇治の農家さんは例年2トン採れるところが1.5トンだったそうです。

2026年も落ち着いてはいません。

鹿児島県の農業情報では、昨年より茶の取引価格が上がり、とくに有機栽培の碾茶はさらに高値だったと紹介されています。

鹿児島県茶市場では、2026年産一番茶のうち煎茶が中心の「本茶」の平均単価が1kgあたり5,228円となり、前年の2,564円から2倍を超えました。

1975年以降で最高値で、碾茶や有機栽培茶の輸出需要が全体を押し上げたと報じられています。

声を大にして言います。抹茶、高い!

……誰に怒ってるんでしょうね、私は。

抹茶が足りなくなった背景は猛暑と海外需要

私が調べて見えてきた理由は、大きく2つです。

1つ目は猛暑で、京都の例のように収量が落ちました。

2つ目は、海外からの引き合いの強さです。

農林水産省の発表では、2026年1〜6月の緑茶の輸出額は前年同期比で83.5%も伸びています。

日経によると金額は483億円で、220億円の増加とのことです。

欧米の抹茶ブームを受けて、飲料やお菓子の原料向けの注文が強いとのことです。

抹茶など粉末状の緑茶は、輸出の単価が煎茶などの約2.2倍とされています。

さらに、国の調査資料には、2025年の春から夏にかけて抹茶の注文を受けきれない状態が続き、定番品を別の商品に代えて再提案された事例もあったと紹介されています。

じゃあ畑を増やせばいいのでは?と思いますよね。

でも煎茶の畑から抹茶向けに切り替えると、5年程度は収穫できない期間が生じるとされています。

すぐには増やせないんですよ、これが。

そこで私の見立てです。

海外の飲料や高級品と同じ原料を、日本の食品メーカーが取り合う構図になっているのではないでしょうか。

そうなると、200円前後で売るアイスは、その競り合いでかなり苦しくなる気がします。

抹茶の高騰はスーパーカップ抹茶の販売終了理由なのか?コスト面から考える

高騰が事実だとして、それがそのまま終了の理由になるのか。

ここは事実と推測を分けて考えます。

スーパーカップ抹茶は低価格のラクトアイス、抹茶の値上がりはどれだけ響く?

スーパーカップ抹茶は、種類別でいうとラクトアイスです。

乳脂肪分を抑えて植物性の油脂を使い、たっぷりの量を手ごろな値段で出すタイプのアイスなんですよね。

発売当初のスーパーカップは、200mlを100円で売っていたとのことです。

それが2025年9月の値上げ後は、同じ200mlのチョコミントで194円になっています。

100円ちょっとで買えた時代を知っていると、194円は「えっ」となります。

(抹茶単体の2026年の価格は、確認できていません。)

抹茶の原材料表示を見ると、「まっ茶」は水あめ、乳製品、植物油脂、砂糖のあとに書かれています。

量でいえば、主役ではないんです。

ただ、抹茶味のアイスにとって、抹茶は味の個性そのものですよね。

砂糖のように「安いものに替えよう」とはいきません。

2019年のリニューアル時、明治は国産の抹茶を使っていると説明していました。

もし今も国産なら、碾茶の値上がりをまともに受けるはずです(現在の産地は、原材料表示からは分かりません)。

スーパーカップ抹茶を含む値上げの理由に「抹茶」の名前はあるか

明治は2025年6月に、価格改定を発表しています。

2025年9月1日出荷分から、アイスクリーム20品の出荷価格を約5〜9%引き上げる内容です。

対象には、スーパーカップ抹茶200mlと、ミニの抹茶・チョコクッキーも入っていました。

世界的な需要拡大などによる原材料価格の高止まり、人手不足、エネルギーコストの上昇、という説明です。

「抹茶」という個別の名前は、出てきません。

ここから先は、私の見立てです。

値上げでコスト増をすべて吸収できるなら、問題はなかったはずです。

でも、抹茶だけが飛び抜けたペースで上がっていたとしたら。

ほかのフレーバーは値上げで何とかなっても、抹茶だけが「割に合わない」味になっていった。

私は、そんな流れだったのではないかと見ています。

定番の入れ替えも重なっていた?スーパーカップ抹茶が外れるまでの時系列

実は、コストの話とは別に、気になる動きがありました。

2026年に入ってからの、スーパーカップの商品構成の変化です。

スーパーカップ抹茶が定番3品から外れるまで

公式発表などを順番に並べると、こうなります。

時期動き
2026年2月20日チョコミントを半期の定番として発表。定番3品は超バニラ・抹茶・チョコクッキーと明記
2026年3月30日ストロベリーチョコを4月6日から定番にと発表。説明に抹茶の名前はなし
2026年4月ごろ抹茶200mlの商品ページで終了が予告されていたとのこと
2026年8月スーパーカップ抹茶200mlが製造終了
2026年9月21日ミニ ストロベリーチョコクッキー・チョコが発売
2026年10月時点ミニ 抹茶・チョコクッキーも在庫限りの終売と公式ページで案内

ここで大事なのが、枠のルールです。

スーパーカップの200mlは、定番3品、半期の定番1品、期間限定1品の計5種で展開すると説明されています。

枠は、限られているんですよね。

新しく定番に入ったストロベリーチョコは、2023年11月の「懐かしのあの味カムバックプロジェクト」で、約11万票の中から選ばれた人気フレーバーです。

再販を望む声が強い味を定番に昇格させるなら、どこかの枠が空く必要があります。

3月30日の発表では、定番の説明に抹茶の名前が出てきません。

明治が「入れ替えのために抹茶を終了した」と言ったわけではないので、ここは推測です。

でも、時期の近さは、偶然とは言い切れない気がします。

同じ夏に明治の抹茶系アイスが続けて製造終了している

明治の製造終了商品の一覧には、抹茶系の商品がほかにも並んでいるんです。

  • メルティーキッス初摘み濃抹茶(2026年2月)
  • マカダミアチョコレート抹茶(2026年6月)
  • The Premium 抹茶(2026年7月)
  • 辻利 お濃い抹茶フラッペ(2026年8月)
  • スーパーカップ抹茶(2026年8月)

抹茶原料が急騰していた時期と重なるので、「やっぱり抹茶高騰か」と言いたくなりますよね。

どっちやねん、入れ替えなのか高騰なのか、と私も何度も思いました。

ただ、公平に書いておきます。

同じ時期には、抹茶ではないThe Premium チョコレート(2026年7月)や、7月に発売されたばかりのカフェオレ&クッキー(2026年8月)も製造終了しています。

抹茶だけが特別に切られた、とは言い切れないんです。

それに明治は、抹茶から手を引いたわけでもなさそうです。

2025年には、辻利ブランドの抹茶アイスバー(90mlで216円)や、抹茶原料を1.8倍にした「辻利お濃い抹茶ラテ」を出しています。

2026年10月6日には、西尾産抹茶を使ったお菓子「生のときなごり抹茶」も新発売されました。

高い値段でも売れる抹茶商品は残して、低価格のスーパーカップ抹茶だけが苦しくなった、という見方もできそうです。

私の結論はこうです。

公式が語らない以上、断定はできません。

でも私は、「抹茶のコスト増で採算が厳しくなった商品を、再販要望の強いストロベリーチョコと入れ替えた」という合わせ技だったのではないか、と見ています。

スーパーカップ抹茶はまだ買える?再販・復活の可能性

終わってしまったと聞くと、「最後にもう1回食べたい」と思いますよね。

買える場所と、戻ってくる可能性をまとめます。

買えるのは、店頭に残っている在庫だけです。

スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどが候補ですが、残っているかどうかは店ごとにバラバラです。

再販については、2026年10月6日時点で、公式の発表は出ていません。

ただ、スーパーカップには「戻ってきた」前例があります。

ストロベリーチョコは、投票で多くの票を集め、再販を望む声に応える形で2026年4月に定番へ昇格しました。

チョコミントも、2025年7月に約2年ぶりの期間限定で復活し、2026年3月には半期の定番になりました。

声が通ると、商品は動くんですよ。

明治のお客様相談センターは、フリーダイヤル0120-370-369で、受付は10:00〜16:00(土日祝・年末年始を除く)です。

「抹茶を戻してほしい」と一本入れてみるのも、ひとつの手かもしれません。

私の予想はこうです。

元の低価格ラクトアイスのかたちで定番に戻るのは、今の原料価格では難しいと思います。

でも、期間限定や配合を変えた形なら、戻ってくる余地はあるのではないでしょうか。

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まとめ

ここまで、スーパーカップ抹茶の販売終了理由を追いかけてきました。

まず、事実として確認できたことを整理します。

  • スーパーカップ抹茶200mlは2026年8月に製造終了、ミニの抹茶・チョコクッキーも在庫限りで終売
  • 明治は終了の理由を公表していない
  • 2024年にリニューアルされ、2026年2月まで定番3品だったため、不人気説の根拠は見当たらない
  • 碾茶の取引価格は大きく上がり、猛暑と海外需要で供給が追いついていない
  • 明治の値上げ理由に抹茶の名前はないが、抹茶だけが飛び抜けて上がっていた可能性がある
  • 2026年3月末の発表で定番にストロベリーチョコが加わり、抹茶の名前が消えた
  • 再販の発表はないが、過去には声から復活した前例もある

私の結論は、「抹茶高騰か、定番の入れ替えか」の二択ではなかった、ということです。

抹茶のコストが重くなっていた時期に、再販要望の強い味が定番に入ってきた。

その2つが重なって、抹茶が席を譲ることになったのではないでしょうか。

100円ちょっとで200ml食べられた時代から、抹茶が世界中で取り合いになる時代へ。

あの緑のカップは、アイスの話であると同時に、今の食べ物事情をそのまま映していた気がします。

それまでは、ミニを見かけたら迷わずカゴに入れておいてくださいね(笑)。

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