ヤリラフィーの由来や意味はなに?元ネタやどこで使うのか分かりやすくまとめ

ヤリラフィーの由来や意味はなに?元ネタやどこで使うのか分かりやすくまとめ 雑記

「ヤリラフィーってどういう意味なの?」

うちの子どもがスマホを見ながら「これヤリラフィーじゃん(笑)」なんて言っているのを聞いて、思わず「それ何?」と聞き返したことがある方もいるのではないでしょうか。

私も最初は音の響きだけで「なんか元気そうな言葉やな」くらいにしか思っていなかったんですよね。

正直、字面だけ見て一瞬ギョッとした方もいるはず……大丈夫です、そういう言葉じゃありません。

この記事では、ヤリラフィーの由来や意味、元ネタになった曲、どこで使う言葉なのかを、私が調べた内容をもとに分かりやすくまとめていきます。

ヤリラフィーの意味をまず一言でつかむ

結論から言ってしまうと、ヤリラフィーは「テンションが高い人」や「はしゃいでいる様子」を指す言葉です。

いわゆる「パリピ」のノリに近いイメージですね。

拍子抜けするくらいシンプルな意味なんですよ、これが。

人を指すヤリラフィーと、気分を表すヤリラフィーがある

使われ方をよく見てみると、大きく2つのパターンがあるみたいなんです。

ひとつは「あの人ヤリラフィーだよね」のように、人そのものを指す使い方

もうひとつは「今日ヤリラフィー!」のように、自分の気分の高まりを表す使い方です。

同じ言葉なのに、向ける先が「他人」か「自分」かで、ちょっとニュアンスが変わってくるんですよね。

「やりら」「ヤリラフィー系」と略される場合の意味

会話の中では「ヤリラフィー」をさらに縮めて「やりら」「やりら系」と呼ぶこともあります。

これは、派手なファッションでノリの良い雰囲気をまとった人たちをひとくくりにする、ちょっとしたグループ名みたいな感覚で使われているみたいです。

呼び方が縮まっているぶん、より仲間内でカジュアルに使う言葉というイメージが強くなっている印象があります。

ヤリラフィーの由来はノルウェーの曲の空耳だった

ここからが、この言葉の一番面白いところやと思います。

ヤリラフィーは、実在する外国の曲の歌詞が日本人の耳にそう聞こえた、という空耳から生まれた言葉なんです。

元ネタの曲「CHERNOBYL 2017」は卒業パーティー用に作られた

元ネタになっているのは、ノルウェーのベルゲン出身の2人組アーティスト「Meland x Hauken(メランド&ハウケン)」が発表した「CHERNOBYL 2017」という楽曲です。

メンバーはサンダー・メランドさんとマティアス・ハウクランドさんの2人。

この曲、もともとは自分たちの高校の卒業を祝うイベント用に作ったものだったそうなんですよ。

ノルウェーには「ルス」と呼ばれる、卒業前の高校生が思いきりお祭り騒ぎをする文化があるそうで、この曲もその流れで生まれたと紹介されています。

つまり最初から世界的なヒットを狙って作られた曲ではなく、身内の打ち上げ用みたいなノリで生まれた曲だったということですね。

それが数年後、地球の反対側の日本でここまで広まるなんて。

作った本人たちが一番びっくりしてるんじゃないでしょうか、これ。

「Jeg vil at vi」がヤリラフィーに聞こえる理由

由来になっているのは、曲のサビ部分にある「Jeg vil at vi」というノルウェー語のフレーズです。

英語に訳すと「I want us to〜」、日本語だと「私たちに〜してほしい」といった、わりと真面目な呼びかけの意味合いになります。

真面目な呼びかけが、なぜか日本では陽キャの合言葉になってしまった。

このズレっぷり、じわじわきます。

リズムに乗って早口気味に聴くと、確かに「ヤリラフィー」に近い音に聞こえるんですよ。

意味は分からなくても音だけでテンションが上がってしまう、あの感覚。

なんとなく分かる気がするんですよね。

ネットに出回るヤリラフィーの由来「やる+ラフ」説は間違い

調べていて気になったのが、ヤリラフィーの語源を「やる」と「ラフ(rough)」を組み合わせた造語だと説明している情報があったことです。

意味も「やればいいじゃん」「やってみたら」というポジティブな行動の後押し表現だと書かれていました。

いや、それっぽく聞こえてしまうのがまた厄介なところなんですよ。

でも、これは原曲を聴いてもらえば一発で分かる通り、事実とは異なります。ヤリラフィーの由来は、あくまでノルウェー語の実在するフレーズの空耳。「やる」も「ラフ」も、直接は一切関係ありません。

こうした説明が生まれた背景には、「やり」「ラフ」と日本語として分解したくなる語感の良さがあるのかなと、私は見ています。

ちなみに「ヤリ」という響きから下ネタ由来だと思っている人も見かけましたが、これも空耳が生んだ偶然の音でしかなく、無関係だとはっきり書いておきたいと思います。

音、恐るべしです。

ヤリラフィーの元ネタが日本で広まるまでに起きたこと

音だけの空耳が、なぜここまで大きな流行になったのか。

そこには、いくつかの出来事が積み重なっていたようです。

田奈高校の動画がヤリラフィー拡散の決定打になった

流行の決定打になったと言われているのが、神奈川県立田奈高校の生徒たちが、この曲に合わせて踊った動画をTikTokに投稿したことです。

この動画が拡散されたことで、「やりらふぃーする」という言葉自体が若者の間に一気に広まっていきました。

2020年には、ギャル流行語大賞、egg流行語大賞、インスタ流行語大賞のいずれでも1位に選ばれています。

賞を総なめ、って表現がぴったりくるくらいの勢いだったみたいですね。

あまりにも田奈高校の生徒が踊りまくったせいで、「やりらふぃーは田奈高校の校歌」という説まで出回ったそうです。

校歌のハードル、上がりすぎでは。

最初に踊ったのは誰なのか、実ははっきりしていない

ここで正直に書いておきたいのですが、「一番最初に踊ったのは誰か」については、情報が食い違っています。

田奈高校の生徒たちが発祥だとする説がある一方で、それより前に別の3人組が振り付けを作っていた、とする情報も一部で見かけました。

ただ、この3人組の話については裏付けとなる情報源が限られていて、確かなこととは言い切れません。

どっちやねん、と言いたくなるところなんですが、ここは変に決めつけず正直にいきます。

現時点では未確認としか言いようがなく、一次情報でどちらかに確定させることはできませんでした。

ただ、発祥がひとつに定まらないくらい、いろいろな人が同時多発的に踊っていたということ自体が、この言葉が誰かの仕掛けではなく自然に広まった証拠なんじゃないかなと私は思っています。

ノルウェーの2人が日本へお礼の曲を届けた

これは調べていて一番心が温まったエピソードです。

Meland x Haukenの2人は、自分たちの曲が日本でここまで愛されたことへの感謝を込めて、2021年に「Tokyo Love」と「Tana High 2021」という2曲を発表しています。

「Tokyo Love」のほうには「ありがとう」といった日本語のフレーズまで入っているんですよ。

さらに2025年2月には、2人が実際に田奈高校まで足を運んだ様子を公式SNSに投稿しています。

どうやら事前のアポなしで訪れたようで、校舎の中までは入っていない様子でしたが、それでもわざわざ日本まで来ているわけです。

身内の打ち上げ用に作った曲がきっかけで、遠く離れた国の高校とつながりができるなんて。

これ、ちょっとしたシンデレラストーリーじゃないですか。

個人的には、ここまで来ると、もう単なる流行語の話を超えて、ひとつの美談として完成しているんじゃないかと感じています。

ヤリラフィーはどこで使う?使える場面と外すと痛い場面

言葉の意味が分かったところで、次に気になるのは「実際どこで使えばいいの?」というところですよね。

これは使う相手や場面によって、けっこう温度差が出る言葉やと思います。

そのまま使えるヤリラフィーの例文

まずは、友達同士や気心の知れた相手になら、そのまま使いやすい例文をいくつか挙げてみます。

  • 今日テンション上がりすぎてヤリラフィーだったわ
  • この曲聴くとヤリラフィーな気分になる
  • あの人いつもヤリラフィーだよね

自分の気分を表す使い方であれば、比較的トラブルになりにくいんですよね。

ヤリラフィーが悪口として受け取られる境界線

一方で気をつけたいのが、初対面の人や、あまり親しくない相手に向かって使う場合です。

「ヤリラフィーっぽいね」という一言、言う側は軽い冗談のつもりでも、受け取る側にとっては外見や振る舞いをからかわれたように感じることがあります。

親が子どもに向かって「またヤリラフィーな格好して」なんて言おうものなら、間違いなく気まずい空気が流れます。

……はい、我が家の話です(汗)

私としては、相手を指して使う瞬間にリスクが跳ね上がる言葉だと思っていて、自分の気分を表す用法にとどめておくのが一番安全なんじゃないかと考えています。

ヤリラフィーが2026年に再び流行している理由

実はこの言葉、2020年の流行から数年経った今、再びSNSで話題になっているんです。

え、まだ現役だったの、と思った方もいますよね。

私も最初そう思いました。

横揺れダンスと「求愛行動」ミームの広がり

2026年に入ってから、Xやショート動画のプラットフォームで「ヤリラフィーの求愛行動」「横揺れダンス」といったキーワードでの投稿が急増しています。

体を左右に揺らすダンスの動きをコミカルに切り取った動画や、ゲームキャラクターやアニメキャラクターに置き換えた二次創作的なミームまで、かなり幅広く広がっている印象です。

正直なところ、今回の再流行の火元がどこなのかは、私が調べた範囲でははっきりと特定できませんでした。

ただ、投稿を見ていると「横バウンス」という新しい呼び名が生まれていたり、卒業式でこのダンスを披露したという動画が伸びていたりと、当時とは違う形で広がっているのは確認できています。

「ヤリラ」と略した呼び方も、ハッシュタグとしてかなり定着しているようです。

私が興味深いなと感じたのは、1回目の流行と今回とでは、言葉の立ち位置が少し変わっている点です。

2020年当時は「憧れられるノリの良さ」として広まった側面が強かったのに対して、今回はどちらかというと、その動きや雰囲気を面白がって観察し、ツッコミを入れる対象として扱われているように見えます。

同じヤリラフィーなのに、片方は憧れの対象、もう片方はツッコミの的。

言葉の運命、なかなか数奇ですよね。

これが今回の再ブームの面白いところではないかと私は見ています。

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まとめ

ここまで、ヤリラフィーの由来や意味、元ネタ、使い方についてまとめてきました。

最後に、分かったことを整理しておきますね。

  • ヤリラフィーは「テンションが高い人」や「はしゃいだ気分」を表す言葉
  • 由来はノルウェーの曲「CHERNOBYL 2017」の歌詞「Jeg vil at vi」の空耳
  • 「やる+ラフ」を語源とする説はネット上にあるが、原曲を踏まえると事実と異なる
  • 田奈高校の動画が拡散の決定打になったとされるが、最初に踊った人物は未確認
  • Meland x Haukenの2人は感謝の曲を作り、2025年2月には田奈高校まで足を運んでいる
  • 相手を指して使うと悪口寄りに受け取られることがあるので、自分の気分を表す使い方が無難
  • 2026年には横揺れダンスや求愛行動ミームとして再び話題になっている

調べる前は「若者が生み出した謎の流行語」くらいのイメージしかなかったんです。

でもたどっていくと、ノルウェーの高校生と日本の高校生をつなぐ、ちょっとした国際交流のような側面まで見えてきました。

言葉ひとつの奥に、こんなにも人と人とのつながりが隠れているとは思わず、調べていて素直に楽しかったです。

もしお子さんやお孫さんが「ヤリラフィー」と口にしていたら、頭ごなしに「よく分からない言葉」で片づけず、こんな背景があるんだよと、ちょっと会話のきっかけにしてみるのも良いかもしれませんね。

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