なかやまきんに君が、ケイン・コスギさん側から損害賠償を求めて訴えられていた。
そんな報道が、2026年9月30日に飛び込んできました。
「あの筋肉コンビが?」と、思わず二度見した方も多いはず。
私も第一報を見て、しばらく固まりました。
しかも請求額は、約1億6000万円という大きな金額なんです。
きんに君が訴えられたのはなぜなのか。何があったのか。
鍵は、元マネージャーの詐欺事件と「使用者責任」という言葉です。
時系列で整理しながら、超わかりやすく解説していきます。
なかやまきんに君がケイン・コスギ側に訴えられた?報道の中身を先に整理
まず、今回の報道で「何が起きているのか」をシンプルにまとめます。
ここを押さえておくと、この先の話がぐっと分かりやすくなりますよ。
誰がきんに君に何を求めているのか
報じたのは、2026年9月30日付のデイリー新潮(週刊新潮10月8日号掲載)です。
それによると、訴えを起こしたのは「ケイン・コスギさんのマネジメントを担当するA氏」と、別の会社経営者の二人とのこと。
訴えられているのは、なかやまきんに君、きんに君の個人事務所「株式会社333(ササミ)」、そして元マネージャーの飯尾雄一被告です。
被告らに連帯して支払うよう求めている金額は、合計1億6200万円。
そのうちA氏の請求分は7000万円とのことです。
ここで、私が調べていて引っかかった点があります。
記事で原告として書かれているのは、あくまでケインさんのマネジメント担当のA氏なんですよ。
ケイン・コスギさん本人が原告だとは、書かれていないんですよね。
「ケインがきんに君を訴えた」と見出しだけで受け取ると、ちょっと印象が変わってしまいます。
(私も最初は、ケインさん本人が法廷に立つ姿を想像していました。勝手な思い込みです)
ただ、新潮は「ケインさんがきんに君に裏切られたと怒り心頭」という芸能デスクの話も伝えています。
つまり、ケインさん本人は原告ではなくても、ケイン側の周辺が動いている、という構図なのではないでしょうか。
本人のコメントは、私が確認した範囲では見当たりませんでした。
二人のプロフィールも押さえておきましょう。
なかやまきんに君
- 生年月日:1978年9月17日
- 年齢:48歳(2026年9月30日時点)
- 出身地:福岡県
- 肩書:お笑い芸人(2021年末に吉本興業を退所し、個人事務所を設立)
ケイン・コスギ
- 生年月日:1974年10月11日
- 年齢:51歳(2026年9月30日時点)
- 出身地:アメリカ
- 肩書:俳優
訴えられた時期と、今回報じられた経緯
訴訟が起こされたのは、2024年12月とされています。
実は2025年8月31日に、現代ビジネスが「きんに君が総額約1億6000万円の集団訴訟を起こされている」と報じていました。
そのときの記事には、ケイン・コスギさんの名前は出ていません。
同じ訴訟かどうかは断定できません。
でも、提訴の時期も総額も、近いんですよね。
さらに計算してみます。
新潮の総額1億6200万円から、A氏の7000万円を引くと9200万円。
当時の記事で原告の一人が語っていた「約9000万円」と、ほぼ重なります。
私は、同じ訴訟の可能性が高いのではないか、と見ています。
なぜ訴訟に?元マネージャー・飯尾雄一の失踪と詐欺事件を時系列で整理
では、なぜ元マネージャーの事件が、ケイン側の訴訟につながったのでしょうか。
ここからは、飯尾雄一被告の事件を時系列で追いかけます。
きんに君の個人事務所で何が起きていたのか
飯尾被告は、きんに君と10年以上前からの付き合いだったと報じられています。
きんに君が2021年末に吉本興業を退所して独立したあと、個人事務所333で業務委託契約を結び、マネージャー補助の仕事をしていたとのことです。
その飯尾被告が、きんに君のプロデュースするプロテインなどの資金名目で、複数の人からお金を集めていたと報じられています。
被害者は10人ほど、総額は3億円以上にのぼるとのこと。
訴状によると、原告側もプロテイン販売など、きんに君の副業に使う資金として頼まれたそうです。
当時は飯尾被告が事務所の実務を取り仕切っていたので、信用して貸したとのことでした。
超人気芸人の事務所のマネージャーから、「本人がプロデュースする商品の仕入れ資金を」と頼まれたら、どうでしょう。
……断りづらいですよね。私なら、たぶん信用してしまいます。
きんに君という看板があったからこそ、飯尾被告の話に説得力が生まれた面があるのではないでしょうか。
もちろん、きんに君の会社自体も800万円をだまし取られた被害者です。
そこは、はっきり書いておきます。
元スタッフの逮捕を受けて、きんに君は公式サイトで、信頼していた元スタッフの行為に大変ショックを受けているとコメントしていました。
失踪から逮捕、実刑判決までを時系列でたどる
事件の流れを、時系列の表にまとめました。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年4月 | 飯尾被告が「洋服の通販サイトの事業資金」と偽り、事務所から800万円を振り込ませたと報じられる |
| 2024年5月 | 飯尾被告が失踪 |
| 2024年6月 | 事務所が警察に被害届を提出 |
| 2024年12月 | きんに君側の使用者責任などを問う損害賠償訴訟が提起される |
| 2025年8月7日 | 飯尾被告が詐欺容疑で逮捕 |
| 2025年8月下旬 | 別の男性への架空の投資話で850万円をだまし取った疑いで再逮捕 |
| 2025年8月31日 | 現代ビジネスが約1億6000万円規模の集団訴訟を報道 |
| 2026年3月 | 懲役5年(執行猶予なし)の実刑判決 |
| 2026年9月30日 | デイリー新潮がケイン側による提訴を報道 |
失踪の約7か月後には、もう訴えが起こされています。
飯尾被告は、失踪後に海外へ渡り、帰国した直後に逮捕されたとも報じられています。
公判では起訴内容を認めていたと伝えられています。
判決は懲役5年で、検察の求刑は懲役7年だったとのことです。
ごちゃごちゃになりやすい金額の話を整理
この事件、出てくる金額がとにかく多いんです。
800万円、3億円、1億6200万円……どれがどの話?
叫びたい。数字、多すぎ!
……叫んでません、文字を大きくする代わりに気持ちだけ込めました。
| 金額 | 何の話か |
|---|---|
| 800万円 | 飯尾被告が事務所からだまし取った額(最初の逮捕容疑) |
| 850万円 | 別の知人男性への架空の投資話で、再逮捕された額 |
| 1950万円 | 起訴された事件のうち、きんに君と事務所関係者3名の被害の合計とのこと |
| 3億円以上 | プロテインなどの資金名目で、約10人から集めたとされる総額 |
| 約30億円 | きんに君の事務所に入る前の、別の出資話での被害とされる額 |
| 1億6200万円 | 今回の訴訟の請求総額(現代ビジネスは約1億6000万円と報道) |
特に注意したいのが、30億円です。
これは、きんに君の事務所に入る前の、別の出資話で出た被害額とされています。
今回の訴訟とは、別の話なんですよ。
ケイン側がきんに君を訴えた「なぜ」の核心は使用者責任?超わかりやすく解説
訴訟の「なぜ」の中心にあるのが、使用者責任という考え方です。
使用者責任とは?身近な例でイメージ
使用者責任は、民法715条に定められたルールです。
ざっくり言うと、「人を使って仕事をしている人(会社など)は、その人が仕事に関連して他人に損害を与えたとき、一緒に責任を負う」という考え方になります。
たとえば、こんな場面です。
パートの店員さんが、お店の名前を出して、お客さんからお金をだまし取った。
お店は「あの人が勝手にやったこと。うちは知りません」と言い切れるのでしょうか。
……それは、ずるいやん、と思いますよね。
法律の世界では、お店は人を使って利益を得ているのだから、その人が起こした損害も負担するべき、と考えます。
ただし、人を選ぶときや監督するときに十分な注意をしていた場合は、責任を免れる余地もあります。
とはいえ、実際にこの免責が認められるのはかなり限られる、と弁護士の解説サイトなどでは説明されています。
もちろん、これは一般的な考え方です。
きんに君に責任があると決まったわけではありません。
そこは、はっきりさせておきますね。
雇用契約がなくても、きんに君に責任が生じることはあるのか
ここで大事になるのが、使う側と使われる側の関係です。
実は、正社員のような雇用契約がなくても、実質的に指示や監督をする関係があれば、対象になり得るとされています。
さらに、実際は個人的な行為でも、外から見て「仕事の一環に見える」状態だと、責任が認められるケースがあるんです。
(法律の世界では、外形標準説と呼ばれる考え方です)
今回の件で、報道されているのはこんな点です。
- 飯尾被告の名刺のメールアドレスが、事務所で使われているものと同じだった(原告側の指摘)
- スケジュール管理や打ち合わせなど、マネージャーの仕事を実際に担っていた(飯尾被告と仕事をした芸能関係者の証言)
一方、きんに君側は、訴状提出の約2か月後に送った書面で、飯尾被告は社員ではないという趣旨の主張をしたとされています。
飯尾被告は、マネージャー補助業務だったという説明です。
私の見立てです。
「社員ではない」という一点だけで、あっさり決まる話ではないのではないでしょうか。
名刺やメールアドレス、実際にやっていた仕事の中身など、外からどう見えていたかが重い意味を持ちそうです。
きんに君側の言い分と、食い違うとされる主張
双方の言い分を並べます。
大事なのは、これが「原告側の主張」と「きんに君側の回答」であって、裁判所が判断したものではない、という点です。
| 論点 | 原告側の主張 | きんに君側(333)の回答 |
|---|---|---|
| 飯尾被告の立場 | 事務所の業務を回すマネージャー的な存在だった | 社員ではなく、マネージャー補助業務だったという趣旨(2025年の書面とされる) |
| 補償の約束 | 失踪の翌日、被害額の約半分を補償すると話したとのこと(ケイン側の事務所関係者) | そのような事実はない、との回答(審理中のため具体的な回答は控える) |
| その後の連絡 | 連絡を絶ち、謝罪もないとのこと | 代理人を通じて連絡していたため、滞った認識はないとの回答(2025年) |
| 飯尾被告の携帯 | 法人名義の携帯を慌てて解約するなど、不自然な点があるとの主張 | 明確な回答は確認できず |
| 雇用契約書 | 裁判所の提案で提出を求められたが、提出がなかったとのこと | 刑事裁判の関係でコメントを控える、との回答(2025年) |
注目したいのは、補償の話です。
ケイン側の事務所関係者は、きんに君が失踪の翌日、複数の関係者の前で被害額の約半分を補償すると話していたのに、その後は連絡が途絶えた、と語っているとのこと。
これに対して333は、そのような事実はないと答えています。
それから、もう一つ大事なことがあります。
きんに君は、飯尾被告の刑事事件では、起訴内容の被害者として扱われています。
被害者であることと、使用者責任を問われることは、実は別々の話なんですよ。
ここを混ぜてしまうと、話がこんがらがります。
私の見立てです。
補償すると言った・言わないは、水掛け論になりやすいテーマです。
LINEや録音など、証拠が出てくるまでは白黒がつかないのではないでしょうか。
だから私は、どちらか一方を決めつけず、続報を待つのがいちばんフェアだと思っています。
ケイン・コスギときんに君はなぜ共演NGに?二人の関係を振り返る
きんに君とケイン・コスギさんは、2023年に漫才コンビ「パーフェクトパワーズ」を結成しました。
M-1公式サイトによると、結成日は2023年7月1日。
所属欄には、きんに君の個人事務所を示す「プロ(ササミ)」と記載されています。
M-1の1回戦は2023年10月4日でした。
3回戦に進んだことは、11月8日にきんに君がXで報告しています。
そんな二人が、今は「共演NG」。
新潮は芸能デスクの話として、ケインさんがきんに君に裏切られたと怒り心頭だと伝えています。
ただし、これはケイン・コスギさん本人の言葉ではありません。
私が確認できた範囲でも、本人のコメントは見つかりませんでした。
私の見立てです。
仲が良かった相手だからこそ、お金の話がこじれると、裏切られたという感情が強く出やすいのではないでしょうか。
筋肉は裏切らないと言いますが、人間関係とお金の話は、筋トレほど単純にいかないものですね。
きんに君とケイン側の裁判は今後どうなる?
最後に、この裁判が今後どうなりそうか、私なりに考えてみます。
争点になりそうなポイント
裁判の争点は、大きく3つに整理できると私は考えています。
1つ目は、飯尾被告が「事務所に使われていた人」と言えるかどうか。
2つ目は、プロテインなどの資金集めが「事務所の仕事の一部」とみなされるかどうか。
3つ目は、事務所側に管理や監督の落ち度があったかどうか。
2025年の時点で、雇用契約書を出すよう裁判所から提案があったと原告が語っているのも、こうした争点と関係しているのかもしれません。
考えられる決着のシナリオ
決着の形として、考えられるのは次の3つです。
- 原告の請求が認められる(使用者責任あり)
- 請求が退けられる
- 話し合いで和解する
どれになるかは、現時点では分かりません。
私は、和解で終わる可能性も十分あるのではないか、と見ています。
事実の食い違いが大きく、長引くほど双方の負担が増えそうだからです。
ちなみに、判決の時期や次回の期日は、現時点では確認できていません。
新しい情報が出たら、この記事も更新していきますね。
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まとめ
- 報じたのはデイリー新潮(2026年9月30日)。きんに君が「ケイン・コスギ側」に訴えられていた
- 原告はケインさんのマネジメント担当のA氏ら。ケインさん本人が原告とは書かれていない
- 請求額は合計1億6200万円。2025年に報じられた集団訴訟と、同じ訴訟とみられる
- 発端は元マネージャー・飯尾雄一被告の詐欺事件。懲役5年の実刑判決が出ている
- 争点は使用者責任。雇用契約の有無だけでなく、実態や外からの見え方が問われそう
- 補償や連絡をめぐる双方の言い分は食い違っていて、裁判所の判断はまだ出ていない
今回の件を調べていて、いちばん強く感じたことがあります。
それは、「被害者」と「責任を問われる側」が、同時に成り立つことがある、ということなんです。
きんに君は、飯尾被告の刑事事件で被害者として扱われています。
一方で、原告側は「それでも事務所として責任はないのか」と問うている。
どちらの気持ちも分かるから、胸のあたりがモヤモヤするんですよ。
裁判の行方は、まだまだこれから。
続報が入ったら、また分かりやすくお伝えしますね。


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