2026年6月25日、群馬県の地方紙「上毛新聞」に突然BOØWYの全面広告が掲載され、SNSがざわつきましたね。
「ライブハウス武道館へようこそ!」
この一言だけで、ファンの心拍数を確実に上げに来ている(笑)。
ただ、よく見ると掲載されたのは上毛新聞だけ。
読売でも朝日でも毎日でもなく、群馬の地方紙なんです。
「なんで全国紙じゃないの?」「わざわざ地方紙にする意味は?」と疑問を持った方、私もまったく同じ気持ちでした。
というか、実はこれ、今回が初めてじゃないんですよ。
この記事では、BOØWYが上毛新聞を選ぶ理由と、そこに見える「例のアレ」についてじっくり掘り下げてみます。
BOOWY広告が上毛新聞だけなのはなぜ?まずは事実を整理
まず今回何が起きたのか、ざっと整理しておきましょう。
2026年6月25日、上毛新聞の紙面にBOØWYのロゴと「ライブハウス武道館へようこそ!」というフレーズが大きく掲載されました。
広告にはQRコードが入っており、読み込むと「BOØWY HUNT」という公式アーカイブサイトへ誘導される仕掛けになっています。
そこで発表されていた内容がこちら。
1986年7月2日に行われた初の武道館公演の音源『”GIGS” JUST A HERO TOUR 1986 NAKED』が、2026年最新デジタルリマスタリング音源でよみがえる、というもの。
YouTubeのプレミア公開でリスニングイベントとして配信されるそうで、開演時刻は「7月2日18時30分」。
これ、40年前の武道館公演の開演時刻とぴったり同じなんですよね。
こういう細部の演出、BOØWYはいちいちニクいんです(笑)。
そして全曲試聴の最後に「新情報が解禁される」とも予告されていて、もうファンは気が気じゃない状態。
そんな大事な発表を、なぜ全国紙ではなく上毛新聞だけで打ったのか?
ここからが本題です。
全国紙ではなく地方紙を選んだ理由は地元・群馬へのこだわり?
結論から言うと、上毛新聞が選ばれた理由の一番大きな軸は「BOØWYは群馬のバンドだから」に尽きると思います。
氷室京介・布袋寅泰・松井恒松はそろって群馬県高崎市出身
BOØWYのメンバー4人のうち、氷室京介さん・布袋寅泰さん・松井恒松さんの3人が、群馬県高崎市の出身です。
氷室さんと布袋さんは群馬時代からの知り合いで、ともに音楽への情熱を持って活動を始めた間柄。
まだ硬派だった頃の氷室さんのことを、布袋さんは「群馬時代は怖い印象だった」という趣旨で振り返っていますが(笑)、そんな2人が中心になって生まれたのがBOØWYなんですよね。
松井恒松さんもまた高崎出身で、現在も地元・高崎を拠点にラジオ番組『松井常松 SOLID SOUNDS』のパーソナリティーを務めています。
ちなみに松井さん、BOØWY時代は「恒松」表記でしたが、ソロになってからは「常松」表記に変わっているんですよね(こういうの、つい書きたくなっちゃう)。
群馬との縁が解散後も続いている、そういうメンバーが揃っているんです。
高橋まことだけは福島出身、それでも群馬で出した意味
4人目のドラマー・高橋まことさんは、福島県福島市の出身です。
「全員が群馬じゃないのに、なぜ上毛新聞?」と思う方もいるかもしれません。
でも高橋さんは、BOØWYの結成初期のライブを観客として観に来ていた縁で加入したという経緯があって(笑)。
群馬出身ではないけれど、BOØWYの原点とも言える3人と一緒に、バンドの歴史を作ってきた人なんですよね。
「BOØWYの故郷はどこか」と問われたら、メンバーの誰もが「群馬、高崎」と答えるんじゃないかと、私は思っています。
バンドの結成地・原点・ルーツに向けて広告を打つ。
それが上毛新聞を選んだ一番シンプルな理由だと思うんです。
上毛新聞だけに広告を出すのは今回が初めてじゃない?2019年の前例
調べてみると、BOØWYが上毛新聞に全面広告を出すのは、今回が初めてではないんです。
「でもなんで地方紙一紙に絞るの?」という疑問、実はここが面白いところで。
31年ぶりの再発でも上毛新聞と水道橋駅に限定掲載していた
2019年、BOØWYの最後のライブ音源『LAST GIGS -THE ORIGINAL-』がリリースされた際にも、群馬の「上毛新聞」に全面広告が掲載されていました。
さらに同じタイミングで、BOØWYの最後のライブ会場・東京ドームに近い「水道橋駅」にも駅貼りポスターが登場。
この2か所だけというのが、また絶妙なんですよね。
全国どこでも見られる場所ではなく、「地元・群馬」と「最後のライブの地・東京ドーム周辺」という、BOØWYにとって意味のある場所に絞って広告を出した。
そのとき広告に書かれていたフレーズは「To all those who keep their dreams alive.」。
「自分の夢を生き続けているすべての人たちへ」という意味のメッセージでした。
全国に向けて大量にばらまく広告ではなく、「わかる人に届ける」という気持ちの広告に見えて、ちょっとグッとくるんですよね。
節目のたびに地元紙を選ぶパターンが見えてくる
2019年の前例と、今回2026年の事例を並べると、ひとつのパターンが見えてきます。
「節目」を迎えるたびに、上毛新聞に全面広告が出る。
2019年は解散から31年・LAST GIGSのアーカイブ音源リリースのタイミング。
2026年は初武道館公演から40年・リスニングイベントと新情報解禁のタイミング。
意味のある周年に合わせて、全国紙ではなく地元紙に広告を出す。
これって、ひとつの「BOØWYの流儀」なんじゃないかと思うんです。
全国に向けてではなく、まず「原点」に向けて打ち明ける。
そういう美学のようなものを感じます。
あえて新聞という媒体を選んだことで生まれる希少価値
もう一点、私が気になっているのは「なぜSNSでも公式サイトでもなく、新聞という媒体を選んだのか」という点です。
群馬まで買いに行きたくなる「その日限り」の特別感
上毛新聞を手に入れるには、基本的に群馬県内にいないといけません。
SNSで写真は拡散されても、実物を手に取れるのは群馬の人だけ。
実際、SNSでは「群馬まで新聞を買いに行きたい」という声があちこちで上がっていましたよね。
「行きたい」とまで言わせる広告、なかなかないですよ(笑)。
この「手に入りにくさ」がそのまま希少価値になっているんです。
ネット全盛の今だからこそ刺さった紙のインパクト
もうひとつ、私が個人的に面白いと思ったのは、このデジタル全盛の時代に「紙の新聞」という媒体を選んだことそのものの効果です。
SNSで何かを発表しても、タイムラインはすぐ流れていきます。
でも新聞は、その一日だけ存在するもの。
パラリとめくったページに突然BOØWYのロゴが現れる、という体験は、スマホの通知では絶対に作れない。
しかも新聞という媒体は、BOØWYが活躍した80年代に一番身近だったものでもある。
ファンの年代層を考えると、紙の新聞が届く感覚とBOØWYの記憶が、セットで刺さるんですよね。
「あの頃」の感覚ごと思い出させてくれる媒体として、新聞はとても有効だったんじゃないかと思います。
節目ごとに動く「ボウイ商法」の一環という見方もできる
さて、ここで正直に書かせてください(笑)。
「ボウイ商法」という言葉、ご存じでしょうか?
BOØWYファンの間でも広く知られているんですが、これは周年やアニバーサリーを機に、過去のライブ音源や映像を少しずつ手を加えながらリリースし続けるやり方を指す言葉です。
批判というより、もはや「あ、またやってる(笑)」という感じで使われることが多い、愛情込みの皮肉表現なんですよね。
過去には「これが最後のリリース」と言いながらアーカイブ作品を出し、また別の節目で「本当にこれが最後の作品です」と言いながら、再びリリース。
そういう「最後と言いながら続く」流れが、長年くり返されてきたバンドなんです(笑)。
そして今回、2026年。
初武道館から40周年ということで、1986年の武道館ライブ音源がリマスターされてリスニングイベントとして配信されます。
「映像じゃないのか……」というため息が聞こえてきそうですね(私も思いました)。
40年前の初武道館公演、正直なところ映像で見たいじゃないですか。
「ついに来た!映像解禁か!?」と一瞬期待してしまった40代ファンの気持ち、わかりますよ(笑)。
でも今回の「全曲試聴の最後に新情報を解禁」という予告から考えると……私個人の見立てでは、最後に解禁されるのはリマスター版の音源パッケージのリリース発表あたりではないかと予想しています。
確証はないんですけど(!)、長年のボウイ商法の流れを見ていると、「まず音源、映像はその次」というパターンが見えているので。あくまで私個人の予想です。
伝説の映像はまた次の節目まで「小出し」の予感がしています(笑)。
もちろん、うれしい方向に外れることを心から願っているんですが。
それでも、こんなに毎回踊らされるんですよ。
それがBOØWYの、というかボウイ商法の怖いところで(笑)。
2026年7月2日に解禁されるBOOWYの新情報を徹底考察⬇︎
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「ライブハウス武道館へようこそ」と7月2日の新情報解禁
今回の広告で一番ファンの心をざわつかせたフレーズ、「ライブハウス武道館へようこそ!」についても少し触れておきます。
これは1986年7月2日の初武道館公演で、氷室京介さんが実際に放ったMCのことば。
武道館という大舞台に立っても「自分たちはライブハウスから出てきたバンドだ」という意識を強く持っていた氷室さんが、エンターテイナーとして演じることに流されまいとして発した言葉、という趣旨を後年語っています。
大きな会場に飲み込まれず、ライブハウスの初期衝動のまま勝負する。
そんな気概がこもったひとことなんですよね。
それをあえて広告のキャッチコピーに持ってきた。
長年のファンなら「わかってる、わかってるよ!!」とテンションが上がるやつです(笑)。
7月2日18時30分、40年前と同じ時間に始まるリスニングイベント。
どんな「新情報」が飛び出すかは、当日まで分からない。
個人的には、うれしい意味で予想を裏切ってほしいなと思っています(笑)。
まとめ
この記事で分かったことを整理しておきます。
- BOØWYが上毛新聞を選ぶ最大の理由は、氷室京介さん・布袋寅泰さん・松井恒松さんの3人が群馬県高崎市出身というルーツにある
- 高橋まことさんは福島出身だが、バンドの「故郷」はやはり群馬と言えるつながりがある
- 2019年のLAST GIGSアーカイブ再発時にも上毛新聞と水道橋駅限定で広告が出ており、今回が初めてではない
- 「節目のたびに地元紙に打つ」という流儀が見えてきて、これがBOØWYの美学かもしれない
- 新聞という「その日だけの媒体」を使うことで希少価値と「あの頃」の感覚が生まれ、ファン層に刺さった
- 全国紙ではなく群馬の地方紙だからこそ「群馬まで買いに行きたい」が生まれ、SNSでの拡散力が増した
- いわゆる「ボウイ商法」の一環として、今回も周年タイミングでのリマスター音源リリースが予想される(映像よ、来い)
個人的に今回いちばん感じたのは、BOØWYってほんとうに「情報の出し方」がうまいバンドだよなということです。
全国紙に広告を打てば確実に多くの人に届く。
でもそれをあえてしない。
群馬の地方紙一紙に絞ることで、「なんで上毛新聞だけなの?」という疑問が生まれ、SNSで話題になり、結果として全国へ広がる。
全国紙を使わずに全国へ広がる、というカラクリですね。
これを毎回やられるから、毎回踊らされるんですよ(笑)。
7月2日の新情報解禁、ちゃんとリアルタイムで追おうと思います。


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