「えびチリ、はじめました」のジャケ写が差し替えになった、というニュースを見てびっくりした人、多いんじゃないでしょうか。
私もXで話題になっているのを見て、最初は「え、何がダメだったの?」ってなりました。
エビチリをイメージしたビジュアルのどこが問題なの?という疑問から調べてみると、「拾い箸」というキーワードが出てきて。
「拾い箸って何?」「なんでジャケ写がNGになるの?」という疑問を持った方のために、今回はこの一件をまるっとまとめてみました。
エビ中のジャケ写差し替えとは?まず何が起きたのか整理
まずは今回の出来事を、時系列でざっくり整理しておきますね。
2026年6月16日、私立恵比寿中学(えびちゅう)の公式SNSと公式サイトに、こんな発表が出ました。
「私立恵比寿中学の新曲『えびチリ、はじめました』のジャケット写真につきまして、一部誤解を招く可能性のある表現となっていたことを受け、以下に差し替えさせていただきます。この度はご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます」
謝罪とともに、差し替え後のジャケ写が公開されたわけです。
「一部誤解を招く可能性のある表現」という言葉だけで、何が問題だったのかは具体的に説明されていません。
でも「拾い箸」というキーワードが一緒に浮上していたので、「あ、そういうことか」とすぐにつながった人も多かったと思います。
わたしも最初は全然ピンと来なかったんですが(汗)、調べてみたら「なるほど!」となった次第で。
私立恵比寿中学「えびチリ、はじめました」はどんな新曲?
そもそも「えびチリ、はじめました」って、どんな曲なのかも気になりますよね。
ヒャダインこと前山田健一さん書き下ろしの話題曲
「えびチリ、はじめました」は、ヒャダインこと前山田健一さんによる書き下ろし楽曲です。
前山田健一さんは、エビ中こと私立恵比寿中学の「音楽主任教員」として長年グループの楽曲を手掛けてきた、まさにエビ中の音楽を支えてきた人物です。
ももいろクローバーZにも楽曲提供をしているなど、アイドル界隈ではおなじみの名前ですよね。
エビ中とヒャダインさんの組み合わせというだけで、「くせの強いやつきた!」とテンションが上がったファンも多かったんじゃないかと想像します(笑)。
TikTok先行配信と配信リリースの日程
リリーススケジュールはこちらです。
- TikTok先行配信:2026年6月20日
- 配信リリース:2026年7月8日
ジャケ写の話題が盛り上がったのが6月16日なので、TikTok先行配信の直前というタイミングで差し替えが発表されたことになります。
リリース前にしっかり対応した、という点では動きが早かったなと思います。
ジャケ写は何がダメだった?「拾い箸」を連想させた理由
では本題です。
そもそも何がダメだったのかというところ、ここが一番気になるポイントですよね。
エビでハートをかたどったビジュアルが問題に
差し替え前のジャケ写は、曲名にちなんで中華料理のエビチリをイメージしたインパクトのあるビジュアルでした。
その中に、エビでハートの形をかたどったデザインが使われていたんですが、問題になったのはそのハートを作っている「箸の持ち方」の部分でした。
具体的には、画面の左隅で2つのエビチリが箸に挟まれてハート形を描いているように見える、というビジュアルだったとのこと。
この「箸でものを挟んで別の箸に渡す(または渡そうとしている)ように見える」という表現が、一部のファンや視聴者から「拾い箸に見える」と指摘されることになりました。
差し替え後のジャケ写では、2つのエビがそれぞれ離れた状態の写真に変更されています。
「ハートのエビ」が「普通に並んだエビ」になったわけで、あのかわいいデザインがなくなったのは少し残念な気持ちもありますが…(汗)。
そもそも「拾い箸」ってなに?意味とマナー違反とされる背景
「拾い箸」という言葉、日常生活でなかなか聞かない方も多いと思います。
私自身、子どもの頃に「やったらダメ」と言われた記憶はあるんですが、なぜダメなのかはあやふやなままでした(笑)。
改めてちゃんと調べてみたので、解説しますね。
火葬の骨上げ(箸渡し)を連想させるタブー
「拾い箸」とは、箸から箸へと食べ物を直接渡す行為のことです。
「合わせ箸」「箸渡し」とも呼ばれます。
なぜこれがタブーとされているかというと、仏教の葬儀における「骨上げ(骨拾い)」を連想させるからなんです。
火葬が終わった後、遺骨を骨壺に納める際に、遺族が長い箸を使って遺骨を拾い上げる儀式があります。
このとき、2人が1つの骨を「箸から箸へ」渡しながら骨壺に収めていく、という作法が「箸渡し」です。
つまり「食事中に箸から箸へ食べ物を渡す行為」は、この骨上げの作法とまったく同じ動作になってしまう。
だから「縁起が悪い」「忌み嫌われる」ということなんですね。
お葬式の場でしか使わない動作を、食卓で再現することへの忌避感、と言えばわかりやすいでしょうか。
立て箸・違い箸など他の嫌い箸もあわせて知っておきたい
実は箸のNGマナーは「嫌い箸」とまとめて呼ばれ、40種類以上あるとも言われています。
代表的な葬儀関連のタブーを挙げると、ご飯に箸を立てる「立て箸」(仏前に供える枕飯の作法に由来)、長さや素材の違う箸を使う「違い箸」(骨上げで不揃いの箸を使う習慣から)などがあります。
「食べ物にお箸を立てるのはやめなさい」と子どもの頃に言われた記憶がある方も多いはず。
あれも同じ、葬儀の作法に由来するタブーだったんですよね。
今回のエビ中のジャケ写はこの「拾い箸」の動作に見えた、ということが問題視されたわけです。
意図的にそうしたわけじゃないのに、デザインの都合上そう見えてしまった、というのが今回の経緯だと思います。
差し替え前後でジャケ写はどう変わった?変更点を比較

(↑左が変更前、右が変更後)
変更のポイントをまとめると、こうなります。
- 変更前:画面の左隅で2つのエビチリが箸に挟まれ、ハート形を描くように配置
- 変更後:2つのエビがそれぞれ離れた状態の写真に変更
ハートのかわいいデザインが消えてしまったのは正直もったいないな、と思う気持ちもあります(汗)。
「えびチリ」と「ハート」の組み合わせ、すごくキャッチーだっただけに。
デザインする側も、まさかそう受け取られるとは思っていなかったはずで、なんとも難しいな、と感じた出来事でした。
公式の謝罪コメントとファン・世間の反応
公式からのコメントは「一部誤解を招く可能性のある表現」という言葉にとどまり、「拾い箸」という言葉は使われませんでした。
何が問題だったかの具体的な説明はなかったものの、指摘があってから比較的すばやく対応した印象です。
報道によると、もともとのジャケ写について、一部から「拾い箸」などとする意見があがっていたとのこと。
つまり、ファンや視聴者の中に「これはちょっと縁起が気になるかも」と感じた人がいて、それを受けて公式が対応した、という流れですね。
ここからは私の感想ですが、悪意があったわけじゃないのに、受け取り方によって「NG」になってしまうのって、なんとも難しいな、と思うんですよね。
グラフィックデザインって、こういうリスクを常に考えながら作らなきゃいけないんだな、と改めて感じました。
40代主婦の私からすると、エビ中のメンバーの子たちもスタッフさんたちも、よかれと思って作ったものに指摘が入った状況って、なんかちょっとかわいそうだな、と思ってしまうんですよね。
でもこういう対応をきちんとする姿勢が、長く愛されるグループの底力なんだなとも感じました。
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まとめ
今回の件、改めて整理するとこんな感じです。
- 私立恵比寿中学(えびちゅう)が新曲「えびチリ、はじめました」のジャケ写差し替えを2026年6月16日に発表
- 変更前のジャケ写に「エビでハートをかたどった箸の使い方」が使われており、「拾い箸」を連想させるという指摘があった
- 「拾い箸」とは箸から箸へ食べ物を直接渡す行為で、仏教の葬儀における骨上げ(骨拾い)を連想させるためタブーとされている
- 変更後は2つのエビがそれぞれ離れた状態の写真に修正、ハートのデザインはなくなった
- 公式コメントは「一部誤解を招く可能性のある表現」という言葉にとどまり、具体的な説明はなし
- もともとのジャケ写には、一部から「拾い箸」などとする意見があがっていたと報じられている
- 「えびチリ、はじめました」はヒャダインこと前山田健一さんの書き下ろし楽曲で、2026年7月8日に配信リリース予定
「拾い箸」って、言われてみれば「やったらダメ」と子どもの頃から言われてきたマナーなんですよね。
でもちゃんとその理由まで知っていた人は、意外と少ないんじゃないかと思います(私もそのひとりでした・汗)。
今回の件をきっかけに、「なんとなくダメって知ってたけど、なぜダメなのか」をちゃんと理解できた方もいるんじゃないでしょうか。
こういう「知ってるようで知らなかった」マナーの話、大人になってから改めて向き合うのもいいものですよね。
「えびチリ、はじめました」の曲自体はきっとキャッチーで楽しい仕上がりになっているはず。
6月20日のTikTok先行配信、こっそり楽しみにしています!

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