女優の夏帆さんが結婚を発表して、お相手の名前を見た瞬間「誰?」と思った方、きっと私だけじゃないはずです。
お相手は甫木元空さんという、映画監督・音楽家・小説家という3つの顔を持つ人物でした。
この記事では、甫木元空さんの経歴や家族構成、そして検索するとよく一緒に出てくる「あいみょんとの関係」まで、私なりに調べてまとめています。
甫木元空とは?名前の由来やプロフィール
まずは、甫木元空さんがどんな人物なのか、基本プロフィールから押さえておきましょう。
- 名前:甫木元空(ほきもと そら)
- 生年月日:1992年2月9日
- 年齢:34歳(2026年9月15日時点)
- 出身地:埼玉県
- 育った場所:埼玉県入間郡越生町
- 出身大学:多摩美術大学 映像演劇学科
- 職業:映画監督、脚本家、音楽家、小説家
- バンド:Bialystocks(ボーカル・ギター担当)
- 妻:女優の夏帆さん
肩書きだけ並べると、正直「欲張りすぎでは」と思ってしまうくらい多才な方です。
でも調べていくと、どの活動も無理につなげたものではなく、ちゃんと一本の線でつながっていることが分かってきました。
「甫木元」は母方の名字、高知にルーツ
「甫木元」という、あまり見かけない名字も気になるところですよね。
ご本人がインタビューで、「甫木元」は母方の名字だと明かしています。
高知県四万十町には母方の祖父が暮らしていて、その近くには江戸時代からの甫木元家のお墓が並んでいるそうです。
高知や和歌山など、黒潮沿いの地域に見られる名字とも言われています。
この土地とのつながりが、のちの作品づくりにも深く関わってくることになるんです。
甫木元空の経歴|多摩美術大学から映画監督デビューまで
続いて、甫木元空さんがどうやって今の活動にたどり着いたのか、経歴を追ってみます。
甫木元空、屋久島のマンゴー農園から多摩美大合格という異色の受験エピソード
調べていて一番驚いたのが、多摩美術大学の受験エピソードです。
ラジオ番組で語ったとされる話なのですが、甫木元空さんが選んだのは、旅をして得たものを郵送し、それが評価されれば合格という珍しい入試方式だったそうです。
周りの受験生が企画性の高い作品を仕上げるなか、甫木元空さんが送ったのは屋久島のマンゴー農園で働いた体験と写真だったといいます。
ご本人いわく、たまたま受かってしまったのだとか。
美大の入試で、まさかのマンゴー。
採点基準、気になりすぎます。
このエピソードひとつだけでも、この方の「型にハマらなさ」が伝わってくる気がします。
恩師・青山真治との出会いと師弟エピソード
大学3年生のとき、講師として赴任してきたのが映画監督の青山真治さんでした。
この出会いが、甫木元空さんの人生を大きく動かすことになります。
卒業後の進路に迷っていたところ、青山真治さんから脚本と劇伴を持ってくるよう声をかけられたそうです。
それから毎週のようにCDを持参し、青山真治さんの前で一緒に音楽を聴く日々が続いたと語っています。
データでは音楽を聴かない主義だったため、その場で耳を傾けけるしかない、なんとも緊張感のある時間だったようです。
否定でも肯定でもなく、静かに見守ってくれる恩師だったのだと思います。
2016年『はるねこ』で甫木元空が長編映画監督デビュー
多摩美術大学の卒業制作『終わりのない歌』は、2014年の第26回東京学生映画祭で準グランプリを受賞しました。
そして2016年、青山真治さんと仙頭武則さんの共同プロデュースによって、長編映画『はるねこ』で監督デビューを果たします。
監督だけでなく、脚本や音楽まで自ら手がけた作品でした。
翌年にはロッテルダム国際映画祭のコンペティション部門に出品され、海外からも注目される作品になっています。
Bialystocksのボーカルとしての甫木元空|2026年に武道館・フジロックへ
映画監督としてのキャリアと同じくらい、いえそれ以上に知られているのが音楽活動です。
『はるねこ』の生演奏上映がBialystocks結成のきっかけに
『はるねこ』の生演奏付き上映がきっかけとなり、2019年にキーボードの菊池剛さんとBialystocksを結成しました。
2022年11月には、メジャー1stアルバム『Quicksand』でメジャーデビューを果たしています。
ソウルフルで伸びやかな歌声と紹介される甫木元空さんのボーカルに、ジャズをベースにした菊池剛さんの自由な演奏が組み合わさったサウンドが特徴です。
そして2026年は、Bialystocksにとって間違いなく飛躍の年でした。
1月にはTVアニメ『違国日記』のエンディングテーマ「言伝」。
2月にはドラマ『ラムネモンキー』主題歌「Everyday」。
5月にはテレビ朝日『サタデーステーション』のテーマ曲「一瞬」を発表しています。
そして7月15日には初の日本武道館単独公演を開催しました。
ステージの後ろまで客席を開放した360度のレイアウトで、動員は約1万人。
チケットは先行受付の段階で予定枚数に達し、追加販売分も含めて全席ソールドアウトだったそうです。
10日後の7月25日には「FUJI ROCK FESTIVAL’26」のグリーンステージにも出演しています。
映画監督デビューから10年ほどで武道館まで駆け上がるとは、正直かなり驚きました。
ちなみに甫木元空さんは、2025年10月からFM802の番組「MUSIC FREAKS」でDJも担当しています。
その2026年1月4日の放送回が、第63回ギャラクシー賞のラジオ部門で奨励賞を受賞しました。
映画も音楽も小説も、そのうえラジオで賞まで。
守備範囲、広すぎませんか。
甫木元空の家族構成|父・母・弟との関係
甫木元空さんの作品を語るうえで、家族の存在は欠かせません。
少しセンシティブな内容も含みますが、丁寧に紹介していきますね。
父は舞台演出家、大学在学中に死別
父親は舞台演出家として活動していた方でした。
幼い頃から父親の舞台についていく機会が多く、中学生のときには中国公演にスタッフとして同行した経験もあるそうです。
そんな父親とは、甫木元空さんが多摩美術大学在学中に死別しています。
父親が生前撮りためていたホームビデオは、のちに卒業制作『終わりのない歌』の素材になりました。
母はピアノ講師、高知移住と2021年の看取り
母親はピアノ講師で、地元の合唱団の指導や作曲も手がけていた方でした。
2017年に母親の余命宣告を受けたことをきっかけに、甫木元空さんは祖父と母親が暮らす高知県四万十町へ移住しています。
そして2021年、看病の末に母親を見送りました。
高知で過ごした時間は、映画『はだかのゆめ』をはじめ、複数の作品の土台になっています。
なお、甫木元空さんには弟がいることも分かっていますが、詳しいプロフィールは公表されていません。
甫木元空と夏帆の結婚・馴れ初めは?
ここからは、今いちばん気になっている方が多いであろう、夏帆さんとの結婚について見ていきます。
甫木元空と夏帆の接点は映画『BAUS 映画から船出した映画館』
甫木元空さんと夏帆さんには、結婚発表より前から仕事上の接点がありました。
2024年には、Bialystocksの楽曲「近頃」のミュージックビデオに夏帆さんが出演しました。
この曲はテレビ東京系ドラマ『RoOT/ルート』のオープニングテーマに起用された一曲です。
さらに2025年3月に公開された映画『BAUS 映画から船出した映画館』では、甫木元空さんが監督・脚本を担当。
夏帆さんは、染谷将太さん演じる主人公サネオの妻・ハマ役で出演しています。
ちなみにこの『BAUS』、恩師である青山真治さんが温めていた脚本を、2022年の逝去後に甫木元空さんが引き継いで完成させた作品なんです。
2026年には第39回高崎映画祭で新進監督グランプリも受賞していて、思い入れの深い一本だったのだろうと思います。
馴れ初めの詳細は非公表
2026年9月15日、夏帆さんが公式サイトを通じて甫木元空さんとの結婚を発表しました。
同じ日、甫木元空さんもBialystocksの公式サイトで、直筆の署名を添えた同じ内容の報告を出しています。
家族としてお互いの健康を大切にしながら、創作活動に励んでいきたい、というメッセージが添えられていました。
ただ正直に言うと、いつから交際が始まったのか、何がきっかけだったのかは、現時点で本人たちから明かされていません。
調べている中で、まるで断定するかのように「現場で惹かれ合った」と紹介している情報も見かけたのですが、それはあくまで想像の域を出ないものだと思います。
とはいえ、ひとつの作品を一緒に作り上げる過程って、監督と俳優という立場を超えて、お互いの人となりを深く知る時間になりやすいものです。
そう考えると、MVや『BAUS』での時間の積み重ねが、今回の結婚につながっていったのではないか、というのが私の見立てです。
甫木元空とあいみょんの関係は?「ざらめ」MVがきっかけ
「甫木元空 あいみょん」で検索する方も多いようなので、ここでしっかり触れておきます。
先に言ってしまうと、2人は恋愛関係ではなく、音楽・映像制作を通じたつながりです。
甫木元空さんは、あいみょんさんの楽曲「ざらめ」のミュージックビデオを監督しています。
雑誌のインタビューでは、あいみょんさんが以前からBialystocksを聴いていたことが明かされていて、そこからMV制作へとつながっていったようです。
名前が並んで検索されていると、つい別の関係を想像してしまいますが、実際はクリエイター同士の信頼関係から生まれたコラボレーションだったんですね。
甫木元空は菅田将暉や高畑充希とも交流|小説家としての顔も
甫木元空さんの活動の幅は、映画・音楽だけにとどまりません。
甫木元空、菅田将暉の初監督映画『死の谷’95』に脚本で参加
2023年には、日本テレビ系ドラマ「最高の教師」の主題歌になった菅田将暉さんの楽曲「ユアーズ」で、MV監督を担当しました。
2024年には菅田将暉さんのアルバム『SPIN』に、菊池剛さんとともに「二つの彗星」を作詞・作曲で提供しています。
そして2026年9月7日、菅田将暉さんが初めて監督と主演を兼ねる映画『死の谷’95』の制作が発表されました。
原作は、恩師である青山真治さんが遺した同名の長編小説です。
この映画の脚本に、甫木元空さんが参加することも明らかになっています。
恩師の死という共通点を通じて、菅田将暉さんとの縁がここまで大きなプロジェクトに発展していくとは、正直驚きました。
面白いのは、松村北斗さんのソロ曲「憧憬のアーチ」でも2人の名前が並んでいることです。
この曲を提供したのが菅田将暉さんで、ミュージックビデオを監督したのが甫木元空さんなんですよ。
さらに、高畑充希さんが11月11日にリリースする12年ぶりのアルバム『I’m All Yours』にも楽曲を提供しています。
収録される「マニー」は、甫木元空さんと菊池剛さんが作詞、菊池剛さんが作曲を手がけた一曲です。
小説家としての顔も忘れてはいけません。
2023年には新潮社から、映画と同名の小説『はだかのゆめ』を刊行しています。
2026年4月からは、中日新聞のカルチャー面でコラムの連載も始めました。
映画監督、ミュージシャン、小説家、そして脚本家。
ここまで来ると、肩書きを数えるのがそろそろ大変になってきますね。
なお、Bialystocksは4枚目のアルバムを年内にリリース予定で、2026年12月から2027年4月にかけて全国8都市9公演のホールツアーも控えています。
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まとめ
最後に、この記事で分かったことを整理しておきます。
- 甫木元空さんは1992年2月9日生まれ、埼玉県越生町育ちの34歳
- 多摩美術大学在学中に青山真治さんと出会い、2016年に『はるねこ』で映画監督デビュー
- 2019年にBialystocksを結成し、2026年には日本武道館公演やフジロック出演を果たした
- DJを務めるFM802「MUSIC FREAKS」が第63回ギャラクシー賞ラジオ部門で奨励賞を受賞
- 父は舞台演出家、母はピアノ講師で、いずれも創作活動に深く関わってきた
- 夏帆さんとはMVや映画『BAUS』での仕事を通じて接点があったが、馴れ初めの詳細は非公表
- あいみょんさんとは「ざらめ」のMV制作を通じたクリエイター同士のつながり
- 菅田将暉さんの初監督映画『死の谷’95』に脚本で参加するなど、今もっとも勢いのある表現者のひとり
調べれば調べるほど、甫木元空さんって「夏帆さんの結婚相手」という一言では収まりきらない人なんだなと感じました。
映画、音楽、小説、そして脚本。
ジャンルをまたぎながらも、その根っこには家族や恩師との時間が静かに流れている。
そんな印象を受けました。
これから夫婦として歩んでいくお二人の作品にも、きっとその時間が形を変えて表れてくるはずです。
年内リリース予定の新アルバムや、2027年公開予定の『死の谷’95』など、今後の動きにもぜひ注目してみてください。

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