資生堂女子陸上部の休部理由は?原因は業績不振?復活の可能性も考察

資生堂女子陸上部の休部理由は?原因は業績不振?復活の可能性も考察 雑記

「えっ、あの資生堂が休部?」

2026年10月14日の午後、スマホに飛び込んできたニュースに、思わず洗濯物をたたむ手が止まりました。

資生堂ランニングクラブ、いわゆる資生堂女子陸上部が、2027年3月末で実業団としての活動を休止すると発表したんです。

クイーンズ駅伝を2度制した名門だけに、驚いた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、休部理由や「原因は業績不振なの?」という疑問、過去の実績、そして復活の可能性まで、私なりに調べて考えたことをまとめていきます。

資生堂女子陸上部の休部理由は?公式発表をわかりやすく整理

まずは「何が発表されたのか」を整理しておきますね。

会社のコメントは少し硬めの言葉なので、主婦の私なりに噛み砕いてみます。

資生堂ランニングクラブの休部はいつから?活動はいつまで続く

資生堂は10月14日、資生堂ランニングクラブの実業団としての活動を、2027年3月末で休止すると発表しました。

つまり、今日明日でチームがなくなるわけではありません。

あと半年ほどは、資生堂のユニフォームで走る姿が見られるということなんです。

所属する選手とスタッフについては、本人の意向を最優先にして、一人ひとりの将来をサポートすると説明しています。

休止までの期間も、安心して競技に専念できるよう支援を続けるとのこと。

ここは、ちょっとだけホッとしたポイントでした。

資生堂が掲げた「本業とのシナジー」とは何か

休部理由として会社が挙げた内容を、ざっくりまとめるとこうなります。

  • 社会が激しく変わる中、世界規模で「本業と相乗効果の高い分野」に力を集中する
  • それによって、事業の成長性と収益性を高めたい
  • 発足当時からさまざまな環境が変わり、熟考を重ねた末の決定

「シナジー」とは、簡単に言えば「組み合わせることで足し算以上の効果が出ること」です。

つまり、化粧品を売るという本業に直接プラスになる場所へ、お金と人を集めますよという宣言なんですね。

ここからは私の見立てです。

国内の女子駅伝チームは、長年「資生堂って素敵な会社だな」というイメージづくりに大きく貢献してきたと思うんです。

ただ、世界を相手に化粧品を売るという今の本業には、直接つながりにくいと判断されたのではないでしょうか。

頭ではわかる。

でも、気持ちがついていかない。

ファンにとっては、そんな発表なんですよ。

休部の原因は業績不振?資生堂の赤字と構造改革の流れ

タイトルにも入れた「業績不振が原因なの?」という疑問について見ていきます。

会社は業績不振とは一言も言っていませんが、背景にある数字を知っておくと、休部の意味が少し違って見えてくるんです。

資生堂に何が?最終赤字と希望退職の中身

資生堂の2025年12月期の決算は、売上高が9699億円で、前の期より2.1%減りました。

最終的な損益は406億円の赤字で、2期連続の赤字です。

大きく響いたのは、不振だったアメリカ事業の価値を帳簿上で引き下げる「減損」という処理でした。

2025年11月には「520億円の赤字」という見通しも出ていましたが、最終的には406億円で着地しています。

本社などで希望退職を募ったところ、想定の200名前後を上回る257名が応募し、2026年3月末に退職しています。

257名って、ちょっとした中学校の全校生徒くらいの人数なんですよ。

業績が上向き始めた今、なぜ資生堂ランニングクラブの休部を決めたのか

ここで、私がちょっと引っかかったことがあります。

実は2026年に入ってから、資生堂の業績は持ち直しているんです。

1〜3月期の純利益は83億円で、前年同期の2倍以上に増えました。

上半期の純利益も、前年同期の約3.1倍となる296億円まで回復しました。

中間配当も、前年の20円から30円に増やしています。

え、回復してるやん。

なんで今なん?

と思った方、私もまったく同じです。

ここからは私の予想になります。

赤字の真っ只中ではなく、回復が見えてきた今だからこそ「次の成長に向けて、お金をどこへ回すか」の仕分けに踏み切ったのではないでしょうか。

いわば構造改革の最後の宿題として、聖域だった名門チームにも手が入った。

私はそう見ています。

なので「業績不振が原因」と言い切ってしまうのは、少し違う気がするんですよね。

「業績不振から始まった改革の仕上げ」と見るほうが、実態に近いと思います。

名門実業団の休部・撤退は資生堂だけではない

実業団の陸上部が姿を消すのは、残念ながら珍しい話ではありません。

  • メモリードは、陸上部の活動を2027年3月で終え、個人アスリートの支援に切り替えると発表
  • 日清食品グループは2019年に陸上部を縮小し、駅伝から撤退
  • 北海道を拠点にした唯一の中長距離の実業団チーム、ホクレン女子陸上競技部も休部・解散に

企業スポーツは、会社の業績や経営方針によって続くかどうかが左右される世界なんですよね。

資生堂ほどの名門でもその波からは逃れられなかった。

そこが、今回いちばん重たく感じたところでした。

資生堂ランニングクラブとは?「陸上部」と名乗らない理由

そもそも、なぜ「ランニングクラブ」なのか、気になりませんか?

実はここに、資生堂らしいあたたかい誕生秘話があるんです。

始まりは1979年。

世界で初めての女性限定のマラソン国際大会として、東京国際女子マラソンが開かれることになった年です。

資生堂は大会の協賛企業でしたが、社員で女子マラソンのパイオニアとも言われる松田千枝さんがこの大会に出ると聞き、「社員が出るならみんなで応援しよう!」と集まったのがきっかけだったそうです。

競技のための陸上部として作られたのではなく、クラブ活動のような形で始まって、自然と大きくなっていった。

だから「ランニングクラブ」なんですね。

基本情報も整理しておきます。

  • 正式名称:資生堂ランニングクラブ
  • 発足:1979年(9月発足とも伝えられています)
  • 合言葉:「強く、速く、美しく。」
  • 主なタイトル:クイーンズ駅伝優勝2回(2006年、2022年)

部活じゃなくてクラブ。

響きがちょっとおしゃれなのも、さすが資生堂です。

私はこの「応援から生まれたチーム」という歴史こそ、資生堂ランニングクラブのいちばんの財産だと思っています。

実業団としての活動が止まっても、「走る人を応援する場」としての何かは、形を変えて残るのではないでしょうか。

資生堂女子陸上部の過去の実績

ここからは、資生堂女子陸上部がどれだけの名門だったのかを振り返ります。

数字で並べると、休部の重みがよりはっきり伝わってくるんです。

クイーンズ駅伝で日本一に輝いた名門

実業団女子駅伝の日本一を決めるクイーンズ駅伝を中心に、主な成績をまとめました。

年大会成績
2006年クイーンズ駅伝優勝
2021年プリンセス駅伝(予選会)優勝(大会新記録)
2021年クイーンズ駅伝準優勝
2022年クイーンズ駅伝優勝(大会新記録)
2024年クイーンズ駅伝8位
2025年クイーンズ駅伝5位

※2024年の順位は、大会結果をまとめた情報をもとに記載しています。

2022年の優勝は、大会新記録となる2時間12分28秒で、16年ぶり2度目の日本一でした。

この年はメンバー6人のうち3人が他チームからの移籍組で、その選手たちが大活躍したとも伝えられています。

エースの五島莉乃さんは、2025年大会の3区で32分54秒の区間新記録を出し、5年連続の区間賞に輝いています。

成績が落ちたから休部になったわけではない。

むしろ強豪のまま幕を下ろすことになったからこそ、ファンのショックがこれだけ大きいのだと私は感じています。

弘山晴美や一山麻緒ら五輪ランナーを輩出

資生堂からは、日本の女子長距離界を引っ張ってきたランナーが次々と育っています。

  • 弘山晴美さん:トラック種目で3大会連続のオリンピック出場
  • 谷川真理さん:1991年の東京国際女子マラソンで優勝
  • 一山麻緒さん:2021年の東京五輪マラソンで8位入賞、2024年パリ五輪にも出場
  • 五島莉乃さん、高島由香さん:2024年パリ五輪の1万mに出場

パリ五輪にいたっては、同じチームから3人が出場しているんですよ。

1チームから3人って、どんな確率やねん。

……いや、確率じゃなくて実力でした。

五島莉乃ら資生堂ランニングクラブの所属選手はどうなる?

ファンとしていちばん気になるのは、やっぱり選手たちのこれからですよね。

まずは今の顔ぶれを整理してから、私なりの予想をお伝えします。

一山麻緒さんは、2026年3月31日付で現役を引退し、資生堂を退社しています。

高島由香さんも、2026年3月末で資生堂を退部し、ユニクロに加入しています。

いま在籍している日本トップクラスの選手といえば、五島莉乃さんです。

2026年3月の名古屋ウィメンズマラソンでは日本人5番手の7位に入り、ロサンゼルス五輪の代表選考会「MGC」の出場権もつかみました。

さらに、今年4月には高校と大学から新卒の選手が2人加入したばかりだと報じられています。

入社して半年で、チームの休部を知らされる。

その気持ちを想像すると、胸がぎゅっとなります。

ここからは私の予想です。

MGCを控えた五島莉乃さんのようなトップ選手は、他チームへの移籍だけでなく、個人でスポンサー契約を結んで競技を続ける道も十分ありえるのではないでしょうか。

若い選手たちは、受け入れてくれるチームを探す形が中心になると思います。

一人ひとりが納得できる行き先が見つかることを願うばかりです。

資生堂として最後のクイーンズ駅伝へ

資生堂は2025年のクイーンズ駅伝で5位に入り、2026年大会のシード権を獲得しています。

2026年のクイーンズ駅伝は、11月22日に宮城県で行われる予定です。

これが「資生堂」の名前でタスキをつなぐ、最後のクイーンズ駅伝になる見込みなんです。

その日、私はたぶんテレビの前にタオルを用意します。

汗を拭くためじゃなくて、涙を拭くためにです。

資生堂女子陸上部の復活の可能性は?

最後に、いちばん希望を持ちたい「復活の可能性」について考えてみます。

事実と私の予想を分けて、正直にお伝えしますね。

「廃部」ではなく「休部」と発表された意味

今回の発表で使われたのは、「廃部」ではなく「休部」という言葉でした。

廃部はチームそのものをなくすこと、休部は活動を止めることを指すのが一般的です。

「いつかまた」の余地を残したようにも見えますよね。

ただし、今回の発表には「将来再開する」という言葉はどこにも書かれていません。

ここに期待をかけすぎるのは、ちょっと危ないかなと私は思っています。

他社がチームを受け入れた前例もある

過去には、休部や廃部になったチームの選手を、別の企業が受け入れた例もあります。

  • 2013年、ヱスビー食品陸上部の廃部に伴い、DeNAが新たに陸上チームを作り、瀬古利彦さんを総監督に迎えて選手を受け入れた
  • 日清食品グループは駅伝から撤退したものの、MGC出場権を持つ選手には本人が望めば支援を続ける方針をとった
  • メモリードは、チームではなく個人アスリートを支援する形へ切り替える

「チームごと引っ越す」「個人だけ支援を続ける」など、形はいろいろなんですよね。

資生堂ランニングクラブが復活するならどんな形?

ここからは完全に私の予想ですが、3つの形を考えてみました。

  • 案A:五島莉乃さんらを、日焼け止めブランド「アネッサ」の契約アスリートとして個人で支援する
  • 案B:「資生堂ランニングクラブ」の名前を、社員や一般ランナーのためのランニングコミュニティとして残す
  • 案C:2029年の発足50年といった節目に、記念イベントなどの形で名前が戻ってくる

案Aを推す理由は、アネッサがこれまでも大坂なおみさんや高梨沙羅さんといったアスリートと契約してきた実績があるからです。

さらに、資生堂は女子プロゴルフの「資生堂・JAL レディスオープン」を2026年7月にも開催しています。

つまり、スポーツそのものから手を引くわけではないんです。

「チームを持つ」から「ブランドに合う個人を応援する」へ、スポーツとの付き合い方を切り替えたように私には見えるんですよ。

正直に言うと、実業団チームとしての短期的な復活は厳しいと思います。

それでも、案Aの個人支援がいちばん現実的な「続き方」ではないかと、私は期待を込めて予想しています。

まとめ

ここまで、資生堂女子陸上部の休部理由や背景、復活の可能性について見てきました。

調べてわかったことを整理しておきます。

  • 資生堂ランニングクラブは2027年3月末で実業団としての活動を休止する
  • 休部理由は「本業とシナジーの高い分野への集中」という経営方針
  • 2025年12月期は406億円の最終赤字で、希望退職には257名が応募した
  • 一方で2026年は業績が回復傾向にあり、単純な業績不振とは言い切れない
  • クイーンズ駅伝優勝2回、五輪ランナー多数を育てた名門で、近年も上位を維持していた
  • 2026年11月22日のクイーンズ駅伝が、資生堂として最後の駅伝になる見込み
  • 公式に再開予定はなく、実業団としての復活は当面難しいと私は見ている

調べる前は、私も「赤字だから仕方ないのかな」くらいに思っていました。

でも実際は、強いまま、しかも会社の業績が戻り始めたタイミングでの決断だったんです。

だからこそ、余計に寂しい。

それでも、社員が仲間を応援しようと集まったことから始まったチームだと知って、少し救われた気持ちにもなりました。

応援から生まれたチームの最後の駅伝を、今度は私たちが全力で応援する番なのかもしれませんね。

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