TBSの山本恵里伽さんが事実婚を公表したことで、SNSがザワつきました。
「名字を変えずに家族になりたかった」という理由を聞いて、最初に思ったのは……え、でも「山本」って超普通の苗字じゃない?(笑)
そこが引っかかって、この記事を書こうと思ったわけなんですが、詳しく調べてみたら「なるほど、そういうことか」と腑に落ちる部分が意外とあって。
山本恵里伽さんが苗字を変えたくない理由、事実婚を選んだ経緯、夫婦別姓への考え方、そしてXでざっくり話題になっているリベラル論議まで、40代主婦目線でゆるっと考察していきます。
山本恵里伽が苗字を変えたくない理由は「名前を大切に思っているから」
2026年6月9日、山本恵里伽さんはTBSラジオ「荻上チキ・Session」に出演して事実婚を公表。
そのときにはっきり言ったのが「私も夫も名字を変えずに家族になりたかったから」という言葉です。
シンプルに聞こえるんですが、これがまた深くて。
「名前を大切に思っている」というのは、単純に「苗字が気に入ってる」とか「変えるのが面倒」という話じゃなくて、「生まれたときから持っている名前がアイデンティティの一部」という感覚なんですよね。
思い返してみれば、私自身は結婚で苗字が変わることに何の抵抗も感じなかったタイプ(笑)。
むしろ「新しい自分!」みたいな気持ちすらあったような。
でも確かに、仕事や学業で長年積み上げてきた実績に名前が紐づいている人にとっては、改姓って「別人になる」感覚に近いかもしれない。
特にアナウンサーという仕事は、顔と名前がセットで視聴者に認識される職業。
「山本恵里伽アナ」としてキャリアを重ねてきた彼女にとって、「山本恵里伽」という名前は仕事上の信頼の積み重ねそのものでもあるわけで。
そもそも山本恵里伽とはどんな人?報道特集キャスターとしての顔
記事を読んでいる方の中には「山本恵里伽ってどんな人?」という方もいると思うので、サクッとご紹介を。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 山本 恵里伽(やまもと えりか) |
| 年齢 | 32歳(2026年6月10日時点) |
| 生年月日 | 1993年10月8日 |
| 出身地 | 熊本県熊本市 |
| 血液型 | A型 |
| 学歴 | 熊本市立西原中学校→熊本県立済々黌高等学校→明治大学文学部文学科演劇学専攻 |
| 入社 | 2016年 TBSテレビ |
| 主な出演番組 | NEWS23、報道特集、荻上チキ・Session |
中学・高校時代はずっと放送部に所属。
実は済々黌高校を選んだのも「放送部がコンテストで全国有数の実績を残していた」からだったそうで、アナウンサー志望はかなり早い時期からだったんですね。
大学在学中には学生キャスターとして活動した経歴もあり、2016年のTBS入社後は「Nスタ」「NEWS23」を経て、2024年4月から「報道特集」のキャスターに就任しています。
ちなみに一見ハーフっぽい顔立ちで「ハーフ?」と思われることもあるらしいんですが、両親はバリバリ純日本人とのこと(笑)。
普段の仕事ぶりは落ち着いた雰囲気でシャープな印象がある一方、オフでは日本酒やウイスキーが好きで朝まで晩酌することも……というギャップがなかなかおもしろい方ですよね。
「山本」って普通の苗字なのになぜ?素朴な疑問から考えてみた
正直に言います(汗)。
最初この話を聞いたとき「え、でも山本って一番よくある苗字の一つじゃない?」って思ったんですよ。
「佐々木」「遠藤」「東海林」(しょうじと読む)みたいな読みにくい苗字や、特定の地域にしかない珍しい苗字なら「変えたくない」というのも分かりやすい。
でも「山本」って、山ほどいるじゃないですか(笑)。日本でも上位に入る超メジャー苗字。
だからこそ「珍しい苗字を守りたいわけでもないのに、なぜ?」という疑問が湧いてくるわけなんですが。
珍しい苗字でもないのに変えたくない理由がある
ここが実はポイントで、苗字へのこだわりって「珍しさ」とは別軸の話なんですよ。
たとえば「山本恵里伽」という名前全体として、長年生きてきた重みがある。
32年間、呼ばれ続けてきた名前。学校で、職場で、「山本さん」って声をかけられ続けて積み上げてきたもの。
それは苗字が珍しいかどうかとは関係なく、その人の歴史そのものなんですよね。
改姓って、法的には書類上の変更だけど、その人にとっては「別の名前の人」に変わる体験でもある。
選択的夫婦別姓の議論でよく出てくるのが「アイデンティティの喪失」という言葉なんですが、山本さんの場合もまさにその感覚だったんじゃないかと思います。
相手も「山本姓に変わる」と言っていたのに話し合いで変わったこと
ここ、個人的にすごく興味深かったんですよ。
実は当初、パートナーの方が「自分が山本姓に変わるよ」と申し出ていたそうなんです。
つまり最初の時点では「山本姓のまま法律婚」という選択肢もあったわけで。
それなのに、話し合いを重ねるうちに方針が変わっていった。
なぜかというと、話せば話すほど「お互いに名前を大切に思っているね」ということが見えてきたから、だそうです。
パートナー側も、改姓について「大丈夫」と言ってはいたけれど、その言葉の奥に「本当は手放したくない」という気持ちがあったのかもしれない。
それをお互いが正直に出し合った結果、「だったら二人とも変えないでいられる方法を探そう」という結論になったんでしょうね。
そこにたどり着くまでの話し合いって、けっこうエモいなと思いませんか(笑)。
事実婚を選んだのは思想より「夫婦ふたりの話し合い」の結果だった
「報道特集のキャスターだから」「リベラルだから事実婚を選んだ」という見方がXではちらほら見られるんですが、実際の経緯はかなり地に足のついた話で。
思想を体現するためというより、二人で丁寧に話し合い、悩んで、それぞれの気持ちを尊重した末の選択、というのが実態に近いんじゃないかと思います。
相手が最初は法律婚を希望していた事実
先ほどもちょっと触れましたが、実はパートナーの方は最初、法律婚を希望していたんです。
それどころか「自分が山本姓に変わる」とまで言ってくれていた。
つまり山本恵里伽さんのために、自分の苗字を変える覚悟があったということなんですよね。
これって、なかなかの愛情表現じゃないですか(笑)。
でも山本さん側としては、そこまでしてもらうことへの引っかかりもあったのかもしれない。
自分の苗字にこだわる気持ちがあるなら、相手にも同じ気持ちがある可能性を考えるべきで、実際に話し合ってみたら「お互いに名前を大事にしていた」ということが分かった。
そういう話し合いができるカップルって、なんだかんだで関係がしっかりしてるなと思います。
公正証書まで作って「いつから事実婚か」をきちんと決めた理由
事実婚と聞くと「なんとなく一緒に住んでいる」という感じをイメージする方も多いと思うんですが、山本さんのケースはかなりきっちりしています。
婚姻届の代わりに「事実婚契約の公正証書」を作成して、「いつから事実婚か」をちゃんと定めた、とのこと。
公正証書って、公証役場で公証人に立ち会ってもらって作る法的な文書で、作成するだけでも費用も手間もかかる。
それでも作ったのは「私たちは、ちゃんと家族になった」という意思表明であり、漠然とした同棲状態との違いを二人の中で明確にしたかったんだと思います。
「しっかりと、いつから事実婚というのを私たちは決めました」という言葉から、その覚悟の真剣さが伝わってきますよね。
選択的夫婦別姓が実現したら法律婚に移行する条項まで入れている
これが一番「へぇ!」ってなった部分で(笑)。
なんと公正証書の中に「選択的夫婦別姓が法制化されたら、法律婚にすみやかに移行する」という移行条項を入れているそうなんです。
これ、すごく重要なポイントだと思うんですよ。
つまり事実婚は「法律婚が嫌いだから選んだ」わけじゃなくて、「苗字を変えないで法律婚できる制度がまだないから、仕方なく選んでいる」という立場なんですよね。
「本来は法律婚をしたかった」という言葉がその証拠で、もし選択的夫婦別姓が実現すれば、喜んで婚姻届を出す気でいる。
法律を変えようという運動や政治的な活動とはまた別に、自分たちの生活設計の中で「制度が変わったらどうするか」まで決めておく姿勢は、なんだかとても真剣な二人だなと感じました。
事実婚のリアルなデメリットを二人でひとつひとつ潰していった
実はパートナーの方が事実婚にすぐ賛成したわけではなくて、最初はかなり懸念があったそうです。
法律婚と比べて、事実婚には守られない部分がある。
主なデメリットを整理すると、こんな感じです。
- 子どもの苗字問題:事実婚では子どもは自動的に母親の姓を名乗る。父親と同じ姓にするには別途手続きが必要になる
- 医療同意権:相手が手術など医療行為が必要になったとき、法律上の配偶者でなければ同意の署名ができないケースがある
- 財産分与・相続権:法律婚の配偶者にある相続権が、事実婚では原則として認められない
これ、書いてみるとけっこうシビアですよね。
特に子どもが生まれたときのことや、万が一の医療の場面というのは、夫婦でちゃんと向き合っておかないといけない問題です。
山本さん夫婦はこの懸念をひとつひとつ「じゃあどうする?」と向き合いながら進んだ。
だからこそ公正証書という形にして、できる限り法的な根拠を確保しようとしたんでしょうね。
「苗字を変えたくない」という気持ちひとつのために、それだけの手間と覚悟をかけているのは、傍から見ると「そこまでするか!」という驚きもありつつ、ちょっと羨ましいくらい誠実な関係にも見えます。
報道特集キャスターだからリベラル?Xでの反応を見てみると
Xを見ると、今回の事実婚公表に対してさまざまな反応があります。
肯定的なコメントとしては「名前を大事にする気持ち、よく分かる」「こういう選択肢があっていい」「公正証書まで作るの、きちんとしてる」という声が見られます。
一方で批判的な意見の多くは「どうせリベラル思想からくるもの」「報道特集のキャスターだから当然」「アナウンサーが個人の考えを公の場で発信するのはどうなの?」という方向性のものが多い印象。
リベラルと言われることについては……実際に「以前から選択的夫婦別姓に持論を持っていた」というのは事実で、報道特集での発言が物議を醸したこともある。
「職場の影響でリベラルになったのかも」という見方をするユーザーもいて、それはそれで一つの見解だなとは思います。
ただ個人的には、今回の事実婚の決断自体は「リベラルかどうか」とはわりと関係ない話だと感じていて。
苗字を変えたくないという気持ちは、思想の話というより「自分という人間の連続性を守りたい」というかなり根本的な感覚なんですよね。
どんな政治的立場を持つ人でも、苗字への思い入れはあり得るわけで。
思想と今回の選択をイコールで結ぶのは、少しもったいない見方かなと私は思います。
「苗字を変えたくない」という気持ち、実は普通のことかもしれない
ここまで読んできて、ちょっと立ち止まって考えてみたいんですが。
「苗字を変えたくない」って、そんなに特別なこと?
内閣府のデータによると、結婚する際に苗字を変えるのは女性側が約94%にのぼります(2024年時点)。
「変わって当たり前」という空気の中では、「変えたくない」という気持ちを言い出しにくい。
でも実際のところ、苗字が変わることへの不安やためらいを感じたことがある女性って、けっこう多いんじゃないかな、と。
就職活動で手に入れた実績も、学生時代の友人の記憶も、すべて「旧姓」の名前と紐づいている。
それが結婚を機にリセットされるような感覚、分かる気もするなあ……という(笑)。
私自身は改姓に違和感を感じなかったタイプと書いたんですが、今こうして考えてみると、「違和感がなかった」のは単に慣れてしまっていただけかもしれないとも思えてきます。
山本恵里伽さんが「苗字を変えたくない」と声に出して言えること自体が、このテーマを社会に問いかける一つのきっかけになっているんじゃないでしょうか。
まとめ
今回の山本恵里伽さんの事実婚公表、ザワついた理由はよく分かります。
でも掘り下げてみると、そこにあったのは「思想」より「誠実な二人の話し合い」でした。
今回の記事で分かったことを整理しておきますね。
- 苗字を変えたくない理由は「名前がアイデンティティの一部」という感覚から。珍しい苗字かどうかは関係ない
- パートナー側が最初から事実婚を希望したわけではなく、話し合いを重ねて「お互いの意思を尊重した」結果
- 婚姻届の代わりに公正証書を作成し、「いつから事実婚か」を明確に決めた真剣な選択
- 事実婚のデメリット(子どもの苗字・医療同意・相続問題)を一つひとつ話し合い、向き合った上での決断
- 「選択的夫婦別姓が実現したら法律婚に移行する」条項まで入れており、法律婚を否定しているわけではない
- Xでの「リベラルだから」という見方は一面的。苗字への思い入れ自体は思想とは切り離せる話
「苗字を変えたくない」という気持ちは、特殊な思想からではなく、ごく自然な「自分らしさを手放したくない」という感覚から来ているのかもしれません。
そして、それを二人できちんと向き合い、制度の不備があっても誠実にカバーしようとしている姿は、正直ちょっと「えらいな」と思いました。
選択的夫婦別姓の議論は今まさに国会でも進んでいます。
山本恵里伽さんのような「実際に困っている当事者」の声が積み重なることで、制度が変わっていく日も、そう遠くないかもしれませんね。


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