【THE W】終了はなぜ?つまらない・レベル低い・忖度審査の本当の理由を考察

【THE W】終了はなぜ?つまらない・レベル低い・忖度審査の本当の理由を考察 エンタメ

2026年6月19日、「女芸人No.1決定戦 THE W」が今年は開催されないことが明らかになりました。

放送関係者によれば「今後の不定期開催の可能性はゼロではないが、終了の方向」とのこと。

2017年のスタートから9年連続で続いてきた大会が、ついに幕を閉じる形になったわけです。

「なんで終わったの?」「つまらないから?」「女性差別って言ってる人もいるけどどういうこと?」と疑問を持った方も多いんじゃないでしょうか。

私もずっと気になっていたので、今回はTHE W終了の本当の理由を、視聴率データや粗品さんの審査員騒動、さらにヤフコメに集まったリアルな声まで含めて、がっつり考察してみました。

THE Wが2026年は開催されず終了の方向と判明

まず今回の報道を整理しておきますね。

2026年6月18日に「THE Wが今年は開催されない」ことが明らかになり、翌19日にスポニチアネックスなどが報じました。

今後の不定期開催の可能性はゼロではないですが、終了の方向と聞いています

出典:スポニチアネックス(ライブドアニュース)

「不定期開催の可能性はゼロではない」という含み

「終了」と「不定期開催」という2つの言葉が同時に出てきたことで、「完全廃止なの?それともまたやるの?」とモヤっとした方も多いと思います。

私も最初にこのニュースを読んだとき、「歯切れ悪っ(笑)」と正直思いました。

今の段階では、いわゆる「事実上の終了」というのが一番実態に近い表現なのかもしれません。

不定期開催という言葉は「縁起でもない」とか「ちょっと様子見たい」という気持ちの表れで、日テレ側としても完全にシャッターを下ろしきれていないんでしょうね。

9年連続でやってきた大会が「今年は無し」になった以上、よほどの理由がなければ復活は難しいだろうと個人的には感じています。

では、その「よほどの理由」とは何だったのか。順番に見ていきましょう。

THE Wの終了理由は「つまらない」からなのか

「つまらないから終わった」と一言で言うのは簡単なんですが、実際はもうちょっと複雑な話なんですよね。

核心部分を正直に言うと、「つまらない」という声が積み重なっていったのは確かです。その証拠として一番わかりやすいのが、視聴率の推移なんですよ。

視聴率が初回の半分以下まで落ち込んでいた現実

ちょっとデータを見てください。

THE Wの歴代平均世帯視聴率(関東地区・ビデオリサーチ調べ)はこんな感じで推移しています。

視聴率
第1回2017年13.1%
第2回2018年11.5%
第3回2019年11.6%
第4回2020年10.1%
第5回2021年8.9%
第6回2022年7.3%
第7回2023年8.2%
第8回2024年6.6%
第9回2025年6.7%

初回13.1%が、9年後には6.7%。

ほぼ半分になっているんですよね(汗)。

2024年は番組史上最低の6.6%を記録し、2025年はわずか0.1ポイント持ち直しただけ。

「盛り返した!」とは到底言えない数字です。

当初は土曜のゴールデンタイムに放送されていたのが、視聴率が取れないことで平日の放送に格下げされたとも言われており、日テレ側も限界を感じていたんだろうなということは数字から読み取れます。

「面白くない」「学芸会レベル」という根強い声

視聴率の低下と並行して、ネット上では厳しいコメントが年々増えていきました。

「見ていて面白くない」「M-1グランプリと比べるとレベルが違いすぎる」「学芸会レベル」という声が根強く、SNSでも大会のたびに否定的な意見が噴出していたんですよね。

私も正直に言うと、途中から「なんとなく惰性で見てる感じ」になってきていました(笑)。

毎年12月のあの枠、最初は楽しみにしていたのに、いつの間にか「あ、今日THE Wか」くらいのテンションになっていて。

「女芸人さんたちには申し訳ないけど、なんか盛り上がりきれないんよなあ」というのが正直な気持ちでした。

賞金1000万円と大会のレベルが見合っていない問題

THE Wをめぐる批判の中で、「賞金1000万円に対してレベルが低い」という指摘は開催当初からずっと出ていました。

そこに最後の一撃を加えたのが、2025年大会で審査員を務めた霜降り明星の粗品さん(33歳・1993年1月7日生まれ)だったと思います。

粗品さんの「レベルの低い大会」発言が突きつけたもの

粗品さんは大会前から「おもんないんで見てなかった。たまに見てもやっぱりレベルが低すぎる」と公式SNSの動画でコメントしており、放送前から賛否両論が巻き起こっていました。

実際の本番でも「正直、1秒も面白くなかったです」「日テレが集めた今日の客の勘が悪すぎて」と辛辣なコメントを連発。

賞金1000万円にしてはレベルの低い大会やったと思う

出典:スポニチアネックス(Yahoo!ニュース)

…これ、審査員がテレビの生放送で言ってしまう言葉かいな(汗)と最初は思ったんですけどね。

でも、ここで一度立ち止まって考えてみると、粗品さんの発言が「的外れなひどいこと」かというと、そうでもないんですよ。

実際のデータで比べると、M-1グランプリ2025年のエントリー数が11521組なのに対し、THE Wは1044組。

桁が違うんですよ、桁が。

エントリー数が少なければ必然的に選手層も薄くなりますし、そこで1000万円というM-1と同じ賞金を設定されても「えっ、この規模で1000万円?」という違和感は生まれやすいんですよね。

粗品さんの発言はキツかった。でも、みんなが感じていた「ぼんやりしたモヤモヤ」を言語化したとも言えると思います。

ちなみに粗品さんは翌日のYouTubeで「優しく言い過ぎたかな」と振り返っていて。

あれで「言い過ぎた」と思ってたんか(笑)、という話なんですが、それくらい粗品さんにとっては手加減していたんでしょうね。

女性差別ではなく「性別で分ける是非」が問われていた

「THE Wが終わった原因として女性差別があるのでは?」という視点も見かけますが、私はこれはちょっと違うと思っています。

問題の本質は「差別があったかどうか」ではなく、「そもそも性別で分けることが時代に合っているのか」という議論なんですよね。

ヨネダ2000のM-1決勝が示した時代の変化

2025年、女性コンビ・ヨネダ2000さんがTHE Wに出場せず、M-1グランプリの決勝に進出したことが大きな話題になりました。

THE Wではなく、男女混合の場で結果を出すことを選んだわけです。

このことが示すのは、「女性だけの大会がなくても、女性芸人は戦える場所がある」という現実じゃないかなと思うんですよ。

Dr.ハインリッヒというコンビは第1回から出場しておらず、「THE Wのようなイベントは、女性がまだ女性枠としてしか評価されていないことの裏返し」という趣旨の発言もしています。

これ、聞いたときに「確かに鋭いな」と思いました。

「女性に特別な舞台を用意する」というのは一見優しいように見えますが、「でも男女混合の場では勝てないから別に作りましょう」という構造を前提にしてしまうとも取れるんですよね。

THE Wが誕生した2017年当時は、確かにM-1やキングオブコントの決勝に女性コンビが残ることはほとんどなかった。

そういう意味では、女性に活躍の場を与えるという狙い自体は正しかったと思います。

でも時代が変わり、ヨネダ2000さんのようにM-1決勝まで駆け上がるコンビが出てきた。「もう別立てにしなくても、男女混合の場で普通に戦える時代になりつつある」という空気が、THE Wという大会の存在意義を少しずつ揺らしていったんじゃないかと感じています。

忖度審査への不満と粗品さん起用というテコ入れの限界

実はここ、私が一番面白いと思っている視点なんですよ。

粗品さんの辛口審査が話題になりましたが、その前の歴代審査を振り返ると「甘い」「褒めすぎ」「忖度がある」という批判がずっとくすぶっていたんです。

女性芸人に気を遣ってなのか、審査員が全員「面白かった!よかったよ!」系のコメントに終始しがちで、「それで賞レースとして成立してる?」という声が根強くありました。

そこに「じゃあ本気で評価してくれる人を呼ぼう」という形で起用されたのが、粗品さんだったんだと思います。

粗品さん自身も「THE Wを救う」とXに投稿するほど、問題意識を持って臨んでいた。

でも結果として何が起きたかというと、放送後に話題になったのは大会の芸人さんたちではなく、「粗品さんの審査コメント」だったんですよ。

Xのトレンドに「粗品」が入る一方、ニッチェさんの優勝は少し影に隠れてしまった。

本来は笑いを競う場所のはずなのに、「審査員が一番面白い」という状態になってしまったわけで。

テコ入れのはずが、逆に「大会の限界」を浮き彫りにしてしまった。

これが最後の1年の姿だったんじゃないかな、というのが私の見立てです(あくまで考察ですが)。

ヤフコメから見える視聴者のリアルな本音

今回、THE W終了の報道に集まったヤフコメを読み込んでみたんですが、これが本当に色々なことを考えさせてくれました。

コメント数は1206件。

「面白くなかったから仕方ない」という冷めた声がある一方、「なくなること自体はいいと思うが…」という複雑な声もあって、単純に賛否どちらかに分けられない温度感でした。

特に共感数が多かったのが「W杯みたいに4年に一度でよかったのでは」という意見でした(共感数3977)。

毎年やり続けることで「この大会に出るレベルの芸人さん」が固定化されてしまい、新鮮味がなくなっていったという指摘です。

これは確かにそうなんですよね。

毎年同じ顔ぶれが決勝に上がってくると、「あ、またこの人たちか」というマンネリ感が生まれやすい。

頻度を下げて希少性を高めるという案は、テレビ的にも理にかなっていると思います。

また「女性限定にする必要が今の時代にあるのか」という声(共感数3607)も非常に多く目立ちました。

「男女で競って何が悪いのか」「性別で分けることが逆におかしい」という意見です。

ヨネダ2000さんのM-1決勝進出が象徴するように、「女性芸人だって男女混合の場で戦える」という実例が生まれてきた今、この声は説得力を持っているなと感じます。

一方で「女性芸人の登竜門として意味はあった」「なくなれば活躍の場が減る」という擁護の声もあって、一概に「要らなかった」とは言えないのが正直なところです。

これ、40代の私世代からすると「ゆりやんさんや3時のヒロインさんを最初に知ったのはTHE Wだったな」という気持ちもあって、ノスタルジーも混じってくるんですよ(笑)。

THE W終了後、女性芸人の活躍の場はどうなるのか

THE Wがなくなることで、「女性芸人の居場所が減ってしまうんじゃないか」と心配している方もいると思います。

ここはちょっと整理しておきたいポイントなんですよね。

2026年現在、地上波で女性芸人が戦える場所はTHE Wだけではありません。

M-1グランプリ、キングオブコント、R-1グランプリ、THE SECONDなど、いずれも性別による参加制限はなく、女性芸人が決勝に進む例も増えています。

特にキングオブコントでは女性芸人の上位進出が目立ってきており、「女性だから勝てない」という状況ではなくなってきているんですよ。

日テレ自体も「ダブルインパクト」という新しいお笑い賞レースを展開しており、THE Wが終わっても女性芸人の出番がそのままゼロになるわけじゃない。

むしろ「女性限定の別立て大会」ではなく、「普通の場所で普通に評価される」という方向に移っていくのかもしれないなと、個人的には思っています。

それが本当の意味での「同じ土俵」なんじゃないか、と。

まとめ

THE Wの終了理由についてまとめると、こんな感じになります。

  • 視聴率は初回13.1%から2024年には史上最低6.6%、2025年も6.7%と低迷が続いた
  • エントリー数がM-1の約10分の1規模にもかかわらず同額の賞金1000万円という構造的な問題があった
  • 粗品さんの辛口審査で「レベルの低い大会」が言語化され、課題が可視化された
  • テコ入れとして粗品さんを起用したが、注目が芸人でなく審査員に集まりむしろ限界を露呈した
  • 「性別で分ける必要があるのか」という時代の問いに答えられなかった
  • ヨネダ2000さんのM-1決勝進出など、女性芸人が男女混合の場で戦える時代が来ていた

一言で言えば「つまらない」で終わりにしてしまいたいところなんですが、実際はもっと複雑な話だったと思うんですよ。

賞金と規模のミスマッチ、審査スタイルへの不満、時代の変化に追いつけなかった大会設計……いくつもの問題が積み重なって、9年目の今年に限界を迎えた。

「つまらない」のは結果であって、原因はもっと深いところにあった気がします。

ゆりやんさんや3時のヒロインさん、ニッチェさんなど、THE Wがなければここまで売れていなかったかもしれない芸人さんは実際にいる。

その意味では、大会が持っていた「役割」自体は本物だったと思うんですよね。

ただ、その役割が時代の変化とともに少しずつ薄れていった。

そう考えると、終わり方こそ寂しいけれど、9年間やりきったことへの「お疲れさま」という気持ちがあるのも正直なところです。

不定期開催という可能性が残されているなら、次にやるときはもっとコンパクトに、でも中身の濃い形で戻ってきてほしいなと思います(笑)。

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