演歌歌手の杜このみさんについて調べようとすると、検索窓に「義足」「引退理由」という、ちょっと物騒な言葉が並んでいて驚いた方も多いのではないでしょうか。
私も最初にこの候補を見たとき、思わず二度見してしまいました(笑)。
「え、何があったの!?」と心配になった方のために、この記事ではなぜこんな噂が検索されるのか、その出どころを一つずつ確認していきます。
先に言ってしまうと、調べれば調べるほど拍子抜けするような話ばかりでした。
嘘やデマがどうやって生まれ、なぜ検索候補に居座り続けるのか、その仕組みまで含めてお伝えしていきますね。
杜このみに「義足」「引退理由」の検索が並ぶ理由をまず結論から
結論から言うと、義足も引退も、事実としては存在しません。
杜このみさんは現在も演歌歌手として元気に活動を続けていて、両足とも健康そのものです。
ではなぜこんな噂が検索されるのかというと、理由は大きく二つあると私は見ています。
一つは、名前が似ている別の方との取り違えや、着物姿ゆえの見た目の印象が積み重なったこと。
もう一つは、事実とは無関係に作られた扇情的な動画やSNS投稿が、検索エンジンの候補に居座り続けていることです。
ここから、それぞれの角度で詳しく見ていきます。
杜このみが義足と噂される出どころを3つの角度から調べてみた
義足という噂には、いくつかの要因が重なっているようです。
順番に見ていきますね。
名前が似ている義足アイドル「こみみ」との取り違え説
東京・新宿にある欠損BAR「ブッシュドノエル」というお店に、こみみさんという方がいらっしゃいます。
こみみさんは事故で右足のひざから下を切断されていて、装飾した義足をご自身のSNSで発信されている、いわば義足アイドルとして活動されている方です。
義足の可愛さやおしゃれさを前向きに発信されている姿は、多くの方に勇気を与えているのだそうです。
「このみ」さんと「こみみ」さん、確かに響きがよく似ていますよね。
検索していて偶然どちらかの名前にたどり着き、混同してしまった方が一定数いたのではないかと思います。
こみみさんは義足であることを個性として堂々と発信されている方ですから、まったく別の方を巻き込む形で噂が広まってしまったのは、ちょっと気の毒な話だなと感じました。
着物姿で足元が見えないという演歌歌手ならではの事情
杜このみさんは演歌歌手ですから、コンサートやテレビ出演では着物姿が基本です。
着物は裾が長く、歩き方も独特なので、足元がほとんど見えません。
普段の私たちが友人の脚を見る機会よりも、圧倒的に少ないわけです。
2025年5月11日には「千鳥の鬼レンチャン」に初出演し、演歌歌手として史上初となる初登場での鬼レンチャンを達成して大きな話題になりました。
こうしてテレビで注目を浴びるたびに、「そういえばこの人、脚を見たことないな」とふと気になった方もいたのかもしれません。
私自身、着物姿の方を見て脚の動きを気にしたことなんてほぼないのですが、一度「義足では」という言葉を目にしてしまうと、妙に気になってしまう気持ちも分からなくはないです。
「義足になって引退した」型の切り抜き動画がサジェストを汚している
ここが今回いちばんお伝えしたかったポイントです。
調べていく中で、「杜このみが義足になって突然引退した本当の理由」といった、事実とは無関係な扇情的なタイトルの動画やSNS投稿が複数見つかりました。
こうした投稿は、離婚や不倫といった刺激的な言葉をとにかく並べて、再生数やクリックを稼ぐことを目的に作られているものがほとんどです。
内容を確認しても、公式な発表や報道と一致する部分はまったくありませんでした。
検索エンジンの候補というのは、多くの人がどんな言葉で検索しているかを機械的に集計して表示する仕組みだと言われています。
つまり、根拠のない動画がたくさん作られて多くの人がクリックすればするほど、「杜このみ 義足」「杜このみ 引退理由」という組み合わせ自体の検索数が増えて、候補に表示されやすくなってしまうんですよね。
私はこの仕組みこそが、噂が消えずに残り続ける一番の理由なのではないかと見ています。
偶然の勘違いだけなら、もっと自然に薄れていくはずだと思うからです。
杜このみの引退理由が検索される背景には3年のブランクがあった
引退理由についても、追っていくと納得できる背景が見えてきました。
こちらも二つの角度から整理してみます。
2度の産休・育休を経て3年ぶりのステージへ
杜このみさんは2020年7月に、大相撲の元大関である高安晃さんとご結婚されました。
そして2021年2月に長女を、2022年8月には長男を出産されています。
所属レコード会社の公式プロフィールにも、産休・育休を経て活動を続けているとはっきり記載されていました。
そんな杜このみさんが復帰の舞台に立ったのが、2022年4月28日に東京の北とぴあさくらホールで開催されたコンサートです。
ステージに立つのは3年ぶりで、しかもこのときは第2子を妊娠中だったというから驚きます。
つまり、3年ほどステージから離れていた期間があったこと自体は事実で、それを見た方が「あれ、最近見ないな」「引退したのかな」と感じたのは、ある意味で自然な反応だったのではないでしょうか。
とはいえ、産休や育休で一時的に活動を控えることを「引退」と検索されてしまうのは、正直ちょっと切ないなと感じました。
夫・高安関の引退デマ動画に巻き込まれている可能性
もう一つ、見過ごせない要因があります。
夫の高安晃さんは、長年にわたって度重なるケガに悩まされてきた力士です。
2026年5月場所でも右太ももを痛めて途中休場していて、元大関としての休場はすでに19度を数えます。
そして調べている中で、「高安関が正式に引退、妻が理由を明かした」といった内容の動画も見つかりました。
これも先ほどの義足の噂と同じで、事実確認が取れる公式発表はどこにもありません。
高安晃さんはケガをしながらも現役の力士として土俵に立ち続けていて、2026年7月の名古屋場所には西前頭7枚目で出場しています。
しかも幕内では最年長の36歳。
「どの場所も優勝を目指す気持ちは変わらない」と語る姿は、引退とはほど遠いものでした。
夫婦そろって知名度が高いだけに、どちらか片方についての憶測が、もう片方の検索候補にまで波及してしまっている状態なのではないかと私は見ています。
「杜このみ 引退理由」と検索している方の一部は、もしかすると本人ではなく、旦那さんに関する根拠のない噂を目にした流れでたどり着いているのかもしれませんね。
杜このみの病気の噂はどこまで本当なのか検証してみた
義足や引退と並んで、病気というキーワードも気になっている方が多いようなので、こちらも確認していきます。
2017年に体調を崩して入院したという話は、複数の場所で見かけました。
ただ、詳しく調べていくと、その時期についてサイトによって「3月」だったり「5月」だったりと情報がバラバラだったんです。
5月22日という日付は、実は杜このみさんのデビュー日と同じでもあるので、どこかで情報が混ざってしまった可能性があります。
一方で、2017年3月28日にNHK総合の「うたコン」に出演した様子をファンが投稿していて、その数日前に体調を崩して入院していたことがうかがえる内容でした。
このことから、3月頃に体調を崩して数日ほど療養されていたのは事実だと思われますが、病名まで確定できる公式な情報は見つけられませんでした。
数日で本番のステージに復帰されていることを考えると、長期の療養が必要なほど深刻な病気ではなかったのだろうと私は考えています。
むしろ、噂を打ち消しているはずの情報自体が、出どころのあいまいな内容を伝え合っている状態になっているのが、今回いちばん意外だった発見でした。
引退どころか新曲ラッシュ、杜このみの現在
ここまで噂の出どころを見てきましたが、実際の杜このみさんは、引退どころかとても忙しくされています。
最新の活動状況を時系列で並べてみますね。
- 2025年5月:「千鳥の鬼レンチャン」で演歌歌手史上初となる初登場鬼レンチャンを達成し、賞金100万円を獲得
- 2025年7月:36歳の誕生日に新曲「赤い満月」をリリースし、有線の演歌歌謡曲チャートで1位を獲得
- 2025年10月:デビュー10周年コンサートを東京・草月ホールで開催
- 2025年12月:山吹早矢さんとのデュエットシングル「世界の涯てまで」を発売
- 2026年6月:NHK「うたコン」に出演し、金沢明子さんとのコラボでSNSのトレンド入り
- 2026年7月22日:ニューシングル「告白」を発売予定
- 2026年10月:作曲家生活60周年「浜圭介リスペクトコンサート」への出演が決定
こうして並べてみると、引退どころかスケジュール帳がぎゅうぎゅうなんですよね(笑)。
ちなみに鬼レンチャンで獲得した賞金100万円の使い道について、杜このみさんは「主人や部屋のみんなに美味しい焼肉を食べさせたい」と話されていました。
夫の所属する相撲部屋の力士たちに焼肉、って100万円あってもすぐ消えそうですけど(汗)、この気っぷの良さがなんとも彼女らしいなと思ってしまいます。
新曲「告白」は、前作に続いて杉本眞人さんが作曲、麻こよみさんが作詞を手がけていて、ジャケット写真も従来のイメージから一新されました。
大御所が集うコンサートに呼ばれるあたり、業界内での信頼も着実に積み上がっている印象を受けます。
杜このみのプロフィールと経歴
最後に、あらためて杜このみさんの基本プロフィールを整理しておきます。
- 本名:黒森このみ
- 生年月日:1989年7月2日
- 年齢:37歳(2026年7月12日時点)
- 出身地:北海道札幌市
- 血液型:A型
- 所属:細川たかし音楽事務所(テイチクエンタテインメント)
- デビュー:2013年5月22日「三味線わたり鳥」で第55回日本レコード大賞新人賞を受賞
- 師匠:演歌歌手の細川たかしさん
- 夫:元大関の高安晃さん(2020年7月結婚)
- 子供:長女(2021年2月生まれ)、長男(2022年8月生まれ)
4歳から民謡を学び、小学6年生で江差追分全国大会の少年の部を当時史上最年少で優勝されたという経歴の持ち主です。
その実力をNHKの番組で見出したのが細川たかしさんで、そこから演歌歌手の道に進まれました。
華やかな見た目だけでなく、しっかりとした土台に裏打ちされた歌手さんなんですよね。
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まとめ
ここまで、杜このみさんの「義足」「引退理由」という検索ワードの出どころを調べてきました。
最後に、分かったことを整理しておきますね。
- 義足という噂は事実無根で、両足とも健康
- 義足アイドルのこみみさんとの名前の取り違えが噂の一因になっている
- 着物姿で足元が見えづらいことも、憶測を生みやすい要因になっている
- 事実無根の扇情的な動画やSNS投稿が、検索候補に残り続ける原因になっている
- 引退理由の検索は、2度の産休・育休による約3年のブランクが背景にある
- 夫・高安晃さんに関する根拠のない噂が、杜このみさんの検索にも波及している可能性がある
- 2017年の入院は事実の可能性が高いが、病名や日付までは確定できなかった
こうして一つひとつ確認していくと、義足も引退も病気も、けっして誰かの悪意だけから生まれたものではなく、ちょっとした偶然と勘違い、それにクリック目当ての動画が積み重なった結果なのだと感じました。
産休や育休で一時的に活動を控えていた期間を「引退」と検索されてしまうのは、子育て中の方なら共感できる部分があるのではないでしょうか。
私自身、子供が小さい頃は仕事を思うようにセーブせざるを得ない時期がありましたし、その間に「あの人最近見ないね」なんて言われていたら、と考えると他人事とは思えませんでした。
杜このみさんはむしろ、育児と両立しながら着実にキャリアを積み重ねて、いまが一番脂の乗った時期に入っているように見えます。
新曲「告白」をきっかけに、これまで演歌にあまり縁がなかった方にも、ぜひその歌声を聴いてみてほしいなと思います。


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